英国の様々な地域の異なった教派の教会が、ネットでつながって美しいハーモニーを奏でています。なぜこれほど美しく調和できるのかと思います。
“祝福の祈りの賛美〜詩篇16篇” の続きを読む
十字架と復活・メンデルスゾーンの合唱曲〜詩篇22篇
イエスは十字架で、「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」と叫ばれました。私は最初、この叫びに戸惑いを覚えていましたが、やがてこれが詩篇22篇の冒頭のことばであるということがわかり、この詩篇全体からその意味を考えたときに、「イエスは見捨てられた者の仲間となってくださったのだ……」という感動が湧き起こりました。僕は小さい頃から、仲間外れにされることを極度に恐れてきました。それは自分だけの問題かと思ったら、「見捨てられ不安」というのは日本人全体の課題なのだということが分かりました。 “十字架と復活・メンデルスゾーンの合唱曲〜詩篇22篇” の続きを読む
メルケル首相〜詩篇147篇
最近、ドイツでの感染症対策が話題になっています。日本よりははるかに多くの死者数が出ていますが、隣国のフランスやイタリアに比べたら死者数は約四分の一にとどまり、感染者の死亡率も驚くほど低い水準に留まっています。
最近、メルケル首相の記者会見の動画をよく見ます。政治にはいろんな側面がありますから、それを全面的に賞賛することには注意が必要です。 “メルケル首相〜詩篇147篇” の続きを読む
ドイツの現代曲「イエス、あなたのもとへ」〜詩篇69篇
詩篇69篇は僕の人生を変えた祈りです。僕はそれまで、自分の感性自体を恥じていました。たとえば、「このように感じるのは、自分がおかしいからでは……」などと。 “ドイツの現代曲「イエス、あなたのもとへ」〜詩篇69篇” の続きを読む
ヘブル語のリズム〜詩篇23篇
今朝、自宅から教会に向かって30分あまりを歩きながら、詩篇23篇をヘブル語で口ずさんできました。昔、これをヘブル語で暗唱できるようになったら自分の信仰も、もっとシャキッとするかと思い、頑張って覚えました。でも覚えても、変わりはしませんでした。やはり慣れ親しんだ日本語でないと、心の奥には届かないのかと思います。 “ヘブル語のリズム〜詩篇23篇” の続きを読む
「慈しみ深き友なる」〜詩篇40篇
いかがお過ごしでしょうか?なかなか先が見えませんが、実は3月の時点では「母の日」あたりには状況が変わっているはずと期待していました。それが北海道の母を訪ねることも叶わなくなり、ひたすら本を書き続けている毎日になっています。 “「慈しみ深き友なる」〜詩篇40篇” の続きを読む
How excellent your name〜詩篇8編
適度な散歩がとっても心地よい季節です。いかがお過ごしでしょうか?
詩篇8篇は詩篇の中の詩篇とも言われ、これを思い巡らすことの中には、ふさぎ込んでいる心を広げる大きな力があります。まずそれぞれのことばを味わっていただければ幸いです。例によって、私訳で失礼します。 “How excellent your name〜詩篇8編” の続きを読む
「日を数えることを教えてください」という歌〜詩篇90篇
外出自粛規制があと一カ月延長されるということに心が揺れている方も多いと思います。ドイツでは一昨日、メルケル首相が、キリスト教会の協力に感謝しつつ、集まって礼拝することを始めてくださいと語っていました。それぞれの国の対応に違いがあるのは当然ですが、正解は見えない中で必死に考えている指導者たちのためにお祈りして行きたいと思わされました。 “「日を数えることを教えてください」という歌〜詩篇90篇” の続きを読む
Al Kol eleh(これらすべての上に)〜詩篇126篇
去る4月29日はイスラエル共和国の72回目の独立記念日でした。それは南ドイツのダッハウ絶滅収容所からユダヤ人が解放された75年目の記念日でもありました。そのとき解放されたAbba Naorさん(92歳)は、「アメリカ軍が僕の命を救ってくれた、それは決して忘れられないことだ。それにしても私たちが見た最初のアメリカ兵は日系人だった。そのような人々を私たちはそれまで見たことがなかった」と言っています。それは、日系アメリカ人によって構成された442連隊でした。この連隊は米陸軍で最多の勲章を得た勇猛な部隊で何と31.4%もの兵が死傷したとのことです。残念ながら1992年に至るまでダッハウ収容所を解放したのは日系人部隊であったことは隠されていました。 “Al Kol eleh(これらすべての上に)〜詩篇126篇” の続きを読む