マタイ23章37節~24章8節「産みの苦しみの始まり」

2022年7月3日

多くの人々は様々な困難に直面しながら、それが速やかに終わることを期待します。それがときに、余りにも安易な、短絡的な問題の解決を望んで、問題をさらに大きくするという過ちにつながります。 “マタイ23章37節~24章8節「産みの苦しみの始まり」” の続きを読む

マタイ23章16〜36節「偽善につながる生活規定」

2022年6月19日

キリスト教はユダヤ教やイスラム教とルーツが同じですが、根本的に違うのは、目に見える生活規定が驚くほど少ないということです。ある意味で非常に分かりにくく、達成感も得られ難い「教え」とも言えます。 “マタイ23章16〜36節「偽善につながる生活規定」” の続きを読む

マタイ22章34〜46節「あなたにとっての救い主とは、どのような方か」

2022年5月1日

イエスの時代のパリサイ人たちは、神の御教えを細かく分けて丁寧に研究し、毎日の生活の中で、何が神の御心に叶うことなのか、何が反することなのかを明確にして行きました。それは、もう二度と「主 (ヤハウェ) の怒りを引き起こし」、自分たちが「約束の地」から散らされることがないためでした。 “マタイ22章34〜46節「あなたにとっての救い主とは、どのような方か」” の続きを読む

マタイ22章15〜22節「あれか、これか、を超えた神の視点」

2022年4月10日

私たちの世界ではしばしば、明確な対立軸を作りながら人々の心をまとめて権力を掌握し、変革を成し遂げるという手法が用いられます。しかし、根底に争いと憎しみを駆り立てる論理があることは次の問題を生み出す種となります。 “マタイ22章15〜22節「あれか、これか、を超えた神の視点」” の続きを読む

マタイ22章1〜14節「招かれ、選ばれる歩み」

2022年3月27日

ウクライナのゼレンスキー大統領のオンライン演説が多くの国々の国会で受け入れられているというのは、まさに前代未聞の奇跡とも言えましょう。それは、彼がいつ暗殺されても不思議ではない危険な状態に自分の身を置きながら、ウクライナ国民全体の救いを求めて語っているという、その背景を皆が知っているからです。 “マタイ22章1〜14節「招かれ、選ばれる歩み」” の続きを読む

マタイ21章33〜46節「捨てられた要(かなめ)の石の上に建てられる」

2022年3月6日

すべての国は、内側から滅びると言われます。日本が第二次大戦を始めた無謀さも確かに問題なのですが、誰も目にも敗北が明らかになりながら、戦争を終結させる指導力が日本の政治になかったということが、東京大空襲ばかりか二度の原爆投下を招いた原因とも言えましょう。 “マタイ21章33〜46節「捨てられた要(かなめ)の石の上に建てられる」” の続きを読む

マタイ21章23〜32節「取税人や遊女が先に神の国に入る」

2022年2月20日

多くの宗教は「地獄と極楽」という死後のさばきから信心の大切さを説いて来ました。それがキリスト教世界では、「多くの人々は自分の罪によって、地獄行きが決まっている。しかし、イエス様を信じる者は天国に行かせてもらえる」という形で語られました。 “マタイ21章23〜32節「取税人や遊女が先に神の国に入る」” の続きを読む

オリンピック——不条理をバネに

北京オリンピックでいろいろなドラマを見ることができています。ジャンプの高梨沙羅ちゃんの失格騒ぎは多くの人がジャッジの方に不満を持っています。羽生さんが不運にも氷の溝に落ちて四回転をできなかったことは本当に残念です。でもそれぞれ、その後で、驚くべきパーフォーマンスを見せることができていたことに多くの方々が感動していました。 “オリンピック——不条理をバネに” の続きを読む