2012年9月2日
私たちの人生は、日々、いろんな危険に満ちています。そのような中で、不安な要素を一つひとつ数え上げると、外に出ることさえできなくなるかもしれません。事故で首から下が動かなくなった星野富弘さんは、以下のような詩を、きびしい自然の中で育つ美しい紫色の花を咲かせる高山植物の「おだまき」の絵とともに記しています。 “詩篇91篇「危険に満ちた人生の中で」” の続きを読む
2012年9月2日
私たちの人生は、日々、いろんな危険に満ちています。そのような中で、不安な要素を一つひとつ数え上げると、外に出ることさえできなくなるかもしれません。事故で首から下が動かなくなった星野富弘さんは、以下のような詩を、きびしい自然の中で育つ美しい紫色の花を咲かせる高山植物の「おだまき」の絵とともに記しています。 “詩篇91篇「危険に満ちた人生の中で」” の続きを読む
すべての国は、内側から滅びると言われます。日本が第二次大戦の始めた無謀さも確かに問題なのですが、誰も目にも敗北が明らかになりながら、戦争を終結させる指導力が日本の政治になかったということが、東京大空襲ばかりか二度の原爆投下を招いた原因とも言えましょう。誰のために政治権力を与えられているかを忘れた指導者が国を治めていた悲劇です。 “マルコ12章1〜12節「真の王を忘れた国の悲劇」” の続きを読む
2012年8月12日
人が自分の利害を超えたことで熱心な働きをしていると、周りの人の中には、ときに、「あの人には隠された動機があるに違いない・・・」などと邪推する人が出てきます。それどころか、「あの人はあの地位を得ようとして・・」などと、勝手に危機感を募らせ、権力闘争を仕掛け、足を引っ張ってくる人がいます。なぜなら、人に裏切られ続けた人は、人の善意を信頼できず、すべてを損得勘定でしか見られないからです。 “詩篇37篇(私訳)” の続きを読む
イエスはエルサレム神殿を指して、「すべての民の祈りの家」と呼ばれましたが、それと同時に、神殿の崩壊を告げました。そして、それから40年もたたない紀元70年に、地上のエルサレム神殿は廃墟とされ、今に至っています。そして、「すべての民の祈りの家」としての教会が全世界に広がっています。 “マルコ11章19〜33節「神殿を離れた信仰の始まり」” の続きを読む
2012年7月22日
米国では昨年、繁栄の神学を提唱していたロバート・シューラー師が導いたクリスタル・カテドラルが財政破たんし売却されることが話題になりました。また、ヨーロッパでも歴史的な教会堂が売りに出されたり、コミュニティーセンターに変わったりする例が見られます。 “マルコ11章11〜21節「すべての民の祈りの家として」” の続きを読む
2012年7月15日
私たちはひとりひとり、神との個人的な出会いをした結果として信仰生活を始めることができました。しかし、多くの人々が、「あの感動をもう一度・・」と求めながら、それを見失って行きます。それは神が私たちを神秘体験の奴隷にしないためでもあります。 “出エジプト33章12節〜34章10節「主の臨在に導かれる」” の続きを読む
2012年7月1日
しばしば教会では、「どんな罪人であっても信仰によって救われる」と強調するあまり、神は、「おのおの、人の行いに応じて報い」を与えられるという当然のことが忘れられることがあります。そして、神が怒りを発せられる最も悪い行いとは、神の善意を疑い、自分を善悪の基準にして神をさばくことです。 “箴言23章17節〜24章34節「ただ主をいつも恐れていよ」” の続きを読む
2012年6月24日
今から百年余り前にフランスの画家ポール・ゴーギャンは、『われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、 われわれはどこへ行くのか』という長いタイトルの大きな絵を描きます。 “マルコ11章1〜11節「主 (ヤハウェ) がシオンに帰られる」” の続きを読む
2012年6月17日
「あなたのせいで、何もかも滅茶苦茶になった……」などと言われるのは辛いことです。モルデカイはそのように言われるに値する人だったとも言えましょう。彼が権力者ハマンにもっと柔軟に対処していたら、ユダヤ人を根絶やしするなどという王命が発せられることはなかったかもしれません。 “エステル9章〜10章「あなたは祝福の基(もとい)となる」” の続きを読む
2012年6月10日
マルコの福音書には多くの奇跡的な癒しが記されています。それらはすべて「神の国が目の前に来た」ことのしるしでした。その背後には「神は来て、あなたがたを救われる。そのとき、目の見えない者の目は開き、耳の聞こえない者の耳はあく。そのとき、足のなえた者は鹿のようにとびはね、口のきけない者の舌は喜び歌う」(イザヤ35:4-6)という預言の成就というテーマがあります。 “マルコ10章46〜52節「あなたの信仰があなたを救ったのです」” の続きを読む