エステル9、10章「あなたは祝福の基(もとい)となる」

2022年7月10日

「あなたのせいで、何もかも滅茶苦茶になった……」などと言われるのは辛いことですが、モルデカイが権力者ハマンにもっと柔軟に対処していたら、ユダヤ人を根絶やしするなどという王命が発せられることはなかったかもしれません。 “エステル9、10章「あなたは祝福の基(もとい)となる」” の続きを読む

エステル7、8章「神の怒りにゆだねなさい」

2022年6月26日

私たちは「怒り」や「憤り」の気持ちに振り回されて大きな過ちを犯すことがあります。それは「怒る者は争いを引き起こす。憤る者は多くの背きがある」(箴言29:22) と記されている通りです。 “エステル7、8章「神の怒りにゆだねなさい」” の続きを読む

エステル記に記される「抑止力」

最近、数年前に話題になったある韓流ドラマを、時間をかけて見てしまいました。韓国の大財閥の娘が、パラグライダーに乗っている中で、竜巻に巻き込まれ、北朝鮮に不時着してしまい、そこで北朝鮮の軍人との恋が芽生える……という話です。改めて、朝鮮半島の南北間の緊張関係と、北朝鮮に住む人々の生活に思いを馳せると同時に、朝鮮半島の統一がそれぞれにとっての悲願であるということが思い知らされました。 “エステル記に記される「抑止力」” の続きを読む

エステル5、6章「驕るハマンは久しからず」

2022年6月12日

平家物語の冒頭では、「おごれる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者もついには滅びぬ、ひとえに風の前の塵に同じ」と記され、それによって「驕る平家は久しからず」などと、傲慢の代名詞のように言われています。しかし、平清盛は純粋でナイーブな人間だったという見方もあるようです。 “エステル5、6章「驕るハマンは久しからず」” の続きを読む

エステル2章19節~4章17節「もしかすると、このような時のためかも知れない」

2022年5月22日

エステル記はシンデレラ物語とは違います。人の心の中にはときに、「いつか白馬に乗った王子様が現れて自分を救い出してくれる」というシンデレラ症候群のような憧れがあるとも言われますが、エステルの場合は、途中までは夢が破れた物語です。 “エステル2章19節~4章17節「もしかすると、このような時のためかも知れない」” の続きを読む

エステル記1章1節〜2章18節「神の摂理の御手の中で」

2022年5月8日

私たちの人生に中には、ときに「何でこんなことになるのか……」と、泣きたくなるようなことが起きます。しかし、それはしばしば、振り返って見ると、神が示してくださった方向転換のときとなってはいないでしょうか。それがクリスチャンの場合は、「みこころだと思って従ったのに……」という解釈に結び付くと、複雑骨折の信仰的な挫折につながる場合があります。しかしそのようなときに密かに、皮肉ですが、「神があなたに天からどんなみこころを指示したというのでしょう……」と、ときに言いたくなるようなこともあります。 “エステル記1章1節〜2章18節「神の摂理の御手の中で」” の続きを読む

エステル9章〜10章「あなたは祝福の基(もとい)となる」

2012年6月17日

「あなたのせいで、何もかも滅茶苦茶になった……」などと言われるのは辛いことです。モルデカイはそのように言われるに値する人だったとも言えましょう。彼が権力者ハマンにもっと柔軟に対処していたら、ユダヤ人を根絶やしするなどという王命が発せられることはなかったかもしれません。 “エステル9章〜10章「あなたは祝福の基(もとい)となる」” の続きを読む

エステル7章〜8章「神の怒りに任せなさい」

2012年6月3日

私たちは「怒り」や「憤り」の気持ちに振り回されて大きな過ちを犯すことがあります。それは「怒る者は争いを引き起こし、憤る者は多くのそむきの罪を犯す」(箴言29:22) と記されている通りです。 “エステル7章〜8章「神の怒りに任せなさい」” の続きを読む

エステル5章〜6章「驕るハマンは久しからず」

2012年5月20日

NHK大河ドラマでの平清盛は日本の新しい時代を切り開いた純粋でナイーブな人間として描かれています。確かに人間的な魅力を備えていたからこそ、日本の仕組みを変える指導力を発揮できたのでしょうが、人の心は弱いものです。謙遜と思われる人もすぐに傲慢になってしまいます。 “エステル5章〜6章「驕るハマンは久しからず」” の続きを読む

エステル2章19節〜4章17節「もしかすると、この時のためであるかも知れない」

2012年5月6日

エステル記はシンデレラ・ストーリーのような成功物語ではありません。また、女性の心の中には、しばしば、「いつか白馬に乗った王子様が現れて自分を救い出してくれる」というシンデレラ症候群のようなものがあるとも言われますが、そのような願望を満たす物語でもありません。 “エステル2章19節〜4章17節「もしかすると、この時のためであるかも知れない」” の続きを読む