立川チャペル便り「ぶどうぱん」2024年イースター号より
私たちの教会が立川で礼拝を始めたのは、1989年10月、バブル経済の絶頂期でした。僕は10年間の証券会社勤務と3年間の神学校での学びを終えた後で、「自分が牧師になったら、すぐにでも教会が成長する……」という、愚かな自負心をもって働きを始めました。しかし、日経平均株価が1989年12月末に最高値をつけた直後、1990年には恐ろしいほどの暴落を始め、そのうち日本経済も長い低迷期に入りました。しかも、その後を辿るように、日本の多くのキリスト教会も低迷期に入ります。最近まで、2030年には日本最大の日本基督教団での75歳以上の信徒数が三分の二を占めるようになり、現在の教会の半分以上が維持できなくなるという危機感がささやかれていました。 “株価最高値更新とルカ19章「ミナ」のたとえ” の続きを読む