私たちは今、新型コロナウィルス感染対策のため、史上初めて礼拝に集まることが困難なばかりか、賛美の声を上げることができない特殊な時間を過ごしています。インターネットを通して、多くの名説教家のメッセージも聞くことができますが、聖書の基本は、一つの場所に集まり、ともに主をたたえ、みことばの朗読をともに聞くという交わりを築くことであることを忘れてはなりません。 “Ⅱ歴代誌34章8節~36章最後「新しい神殿での礼拝への道筋」” の続きを読む
Ⅱ歴代誌31章1節~34章7節「右往左往せずに神を求める」
1904年の日露戦争で日本がロシアに勝ったことは、当時の世界では奇跡と見られました。なにしろロシア陸軍はその約100年前にヨーロッパを支配したナポレオンを打ち負かした世界最強の軍隊でした。当時の国内総生産比較ではロシアは日本の八倍の国力がありました。 “Ⅱ歴代誌31章1節~34章7節「右往左往せずに神を求める」” の続きを読む
Ⅱ歴代誌27〜30章「恵みを与えようと待っておられる主」
前回は、神殿で幼児期を守られていたヨアシュ、謙遜に「神の人」に聞いてエドムに勝利したアマツヤ、ダビデ時代の栄光の一部を回復したウジヤという三人の王の生涯を見ました (24-26章)。みな最初は模範的な王でしたが、最初の二人は隣国と戦いに負けた後、家来たちに殺され、最後のウジヤは神の怒りでツァラアトに冒され、隔離生活のまま寂しく生涯を閉じました。 “Ⅱ歴代誌27〜30章「恵みを与えようと待っておられる主」” の続きを読む
Ⅱ歴代誌24〜26章「主のさばきを受けた三人の王」
現在のイランの最高権力者は宗教上の最高指導者でもあります。そのような制度が生まれた頃、証券会社の先輩から「聖書にそのような仕組みが書いてあるのか?」と尋ねられ、答えに窮したことがあります。イランの現状を見ると、嫌な感じがしますが、その原点こそ今日の箇所とも言えましょう。三人の王とも、神が遣わした預言者や祭司に逆らって、神の怒りを受け、二人は家来に殺され、一人は不治の病にかかり、みじめな最期を遂げました。 “Ⅱ歴代誌24〜26章「主のさばきを受けた三人の王」” の続きを読む
Ⅱ歴代誌20〜23章「暗黒の中に残されるともしび」
私たちの周りには、ときに、みんなから愛される人であるのに、人々を悲惨な世界に巻き込む人がいるのではないでしょうか。ユダの王ヨシャファテはそのような人でした。彼は預言者エリヤからもエリシャからも高く評価されていると同時に、北王国イスラエルの悪王トリオのアハブ、ヨラム、アハズヤから頼りにされていました。 “Ⅱ歴代誌20〜23章「暗黒の中に残されるともしび」” の続きを読む
Ⅱ歴代誌16章~19章「主(ヤハウェ)を恐れる交わりの回復力」
私たちが憧れる指導者の姿は、自分の信念を生涯貫くことができる人かもしれませんが、しばしば、それが人の話を聞くことができない頑固さになって、不幸な老年を迎える場合もあります。その反対に、いつでも身近な人との人間関係を大切にし、ときにはとんでもない悪人に振り回されながら、同時に、信頼できる人も周りにいるおかげで、倒れそうで倒れない柔軟な指導者を見ることができます。 “Ⅱ歴代誌16章~19章「主(ヤハウェ)を恐れる交わりの回復力」” の続きを読む
Ⅱ歴代誌11章18節〜15章「私が主 (ヤハウェ) を求めると、主は答えてくださった」
信仰はすべて創造主ご自身の「選び」から始まり、私たちには既に「永遠のいのち」が与えられています。これは、来たるべき「新しい天と新しい地」の「いのち」であって、失われることがないはずです。しかし、今回の箇所では、「あなたがたが主 (ヤハウェ) を捨てるなら、主もあなたがたを捨てる」という趣旨のことばが繰り返されます (12:5、13:10、11、15:2)。 “Ⅱ歴代誌11章18節〜15章「私が主 (ヤハウェ) を求めると、主は答えてくださった」” の続きを読む
Ⅱ歴代誌8章〜11章17節「ソロモンに現れた神の国の栄光とその限界」
多くの日本人はソロモンの栄華の記事を読みながら、平家物語の有名な始まり、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂には滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ」を思い起こすかもしれません。 “Ⅱ歴代誌8章〜11章17節「ソロモンに現れた神の国の栄光とその限界」” の続きを読む
Ⅱ歴代誌5〜7章「主 (ヤハウェ) の栄光が主 (ヤハウェ) の宮に満ちるために」
あなたの心の願いは何でしょう。ダビデの何よりの願いは、「いのちの日の限り、主 (ヤハウェ) の家に住み。主 (ヤハウェ) の麗しさを見つめ、その宮で、深く静まること」でした (詩篇27:4私訳)。彼はそのために神殿を建てようとしたのではないでしょうか。 “Ⅱ歴代誌5〜7章「主 (ヤハウェ) の栄光が主 (ヤハウェ) の宮に満ちるために」” の続きを読む
Ⅱ歴代誌1〜4章「あらゆる民の祈りの家となるべき神殿建設」
私たちは何のために、三千年前のエルサレム神殿のことを学ぶ必要があるのでしょう。モーセが建てた幕屋も、ソロモンが建てた神殿も、「天にあるものの写しと影」(ヘブル8:5) であると記されていますが、私たちは「本物の模型」(同9:24) を知って初めて天の本物を思い浮かべることができます。 “Ⅱ歴代誌1〜4章「あらゆる民の祈りの家となるべき神殿建設」” の続きを読む