ダニエル9章「苦難が続く中での希望」

2011年7月24日

今から三十年近く前、私はドイツ銀行が集めてくれた一般投資家を前に、日本株投資の魅力を熱く語っていました。実際、そのとき日本株に投資したドイツ人は、通貨と株価の相乗効果でその後の五年余りのうちに少なくとも投資資産を三、四倍に増やすことができました。しかし、この教会が始まって間もなく、日本経済の成長は止まり、現在の株価も最高値の四分の一近くのままです。 “ダニエル9章「苦難が続く中での希望」” の続きを読む

マタイ5章1〜16節「主にすがり、地の塩、世の光として生きる」

2011年7月17日

「杖にすがるとも、人にすがるな」ということわざがあります。そして、「すがる」ということばをネットで調べたら、「誰かにすがるしかできない……」とタイトルで、「ひとりでいることが辛くて睡眠薬を大量に飲んでリストカットして気を失った……」などという女性の痛々しい記事がすぐに出てきました。「すがる」というのは依存症的な生き方の象徴なのかも知れません。 “マタイ5章1〜16節「主にすがり、地の塩、世の光として生きる」” の続きを読む

マルコ4章35〜41節「わたしがあなたとともにいるから」

2011年7月3日

福島原発5kmに立つ福島第一バプテスト教会から避難民をリードして来られた佐藤彰先生が、今回、自分たちが流浪の教会にならざるを得なくなったことをとおして、初めて、イザヤ43章1-4節が本当に心の底に落ちてきたと言っておられました。 “マルコ4章35〜41節「わたしがあなたとともにいるから」” の続きを読む

ダニエル8章「権力者の脅しは長く続きはしない」

2011年6月26日

この世の多くの人々は、イエスが、「あなたの右の頬を打つような者には、左の頬をも向けなさい」(マタイ5:39) と言われたことばを知っています。しかし、それがしばしば、「泣き寝入り」の勧めかのように誤解されていないでしょうか。 “ダニエル8章「権力者の脅しは長く続きはしない」” の続きを読む

マルコ4章1〜34節「百倍の実を結ぶ神のみことば」

2011年6月12日

誰かの講演を聞いたとき、「先生のお話はとってもわかりやすく、実生活に役立つものでした」というのは、最高の賛辞になります。しかし、聖書のお話しでそれを望むことは、ときに、邪道に陥ります。なぜなら、イエスはときに、敢えて、簡単に理解されることがないことばを話されたからです。しかし、それは不思議に、心に残ることばでした。 “マルコ4章1〜34節「百倍の実を結ぶ神のみことば」” の続きを読む

ダニエル7章「キリストの勝利は既に現れている」

2011年6月5日

私たちの周りには、キリストのご支配を見えなくさせる様々な不条理が日々おきます。しかし、聖書をよく読むと、すべての悲惨は神の御手の中にあるということが分かります。 “ダニエル7章「キリストの勝利は既に現れている」” の続きを読む

マルコ3章7〜35節「神の家族の中への招き」

2011年5月22日

先日、NHKスペシャルで、「虐待カウンセリング~作家 柳美里・500日の記録~」というのが報道されました。非常に赤裸々なことを描いてくださった勇気に感謝しますが、機能不全家族における負の連鎖に圧倒される思いを持たれた方も多いことでしょう。 “マルコ3章7〜35節「神の家族の中への招き」” の続きを読む

ダニエル5章〜6章「当たり前の生活から生まれる奇跡」

2011年5月15日

今、中国では、女川町の佐藤充さんという名が有名になっています。5月21日に来日する温家宝首相も同地に佐藤さんのご家族を訪ねたいと願っているとのことです。佐藤充さんは佐藤水産という会社の専務で、あの大地震のときご自分の家族の心配を後に回して20人の中国人研修生を高台に避難させた直後に、津波に流され命を落とされました。そして、その兄の佐藤仁社長もご家族の世話を後にして、雪の中、この20人の方の宿泊場所を探してくださったとのことです。 “ダニエル5章〜6章「当たり前の生活から生まれる奇跡」” の続きを読む

マルコ2章23節〜3章6節「真の安息の回復」

2011年5月8日

「どうしても心が満たされない人たち」という題の本の中に、「苦悩の75%は自分で作り出したもので、それは避け難い25%の苦悩を取り除こうとすることから派生する」とありました。植物は、世話をし過ぎても駄目で、適度にいじめてやらなければ深く根を伸ばすことができないと言われますが、同じように、人の成長にとって苦しみは不可欠です。 “マルコ2章23節〜3章6節「真の安息の回復」” の続きを読む

ダニエル3章〜4章「あなたの王はだれなのか」

2011年5月1日

英国のある新聞が、「この世界の何が間違っているのだろう」という疑問を読者に問いかけたところ、G.K.チェスタトン という有名なクリスチャン作家が、あまりにも簡潔に、「記者さま、私です。敬具。G.K.チェスタトン」と返信したとのことです。これこそイエスのメッセージの意味を心から理解した人の姿勢です。 “ダニエル3章〜4章「あなたの王はだれなのか」” の続きを読む