2012年10月21日
今から百年余り前にフランスの画家ポール・ゴーギャンは、『われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、 われわれはどこへ行くのか』という長いタイトルの大きな絵を描きます。 “創世記12章1〜3節「あなたは祝福の基(もとい)となる」” の続きを読む
2012年10月21日
今から百年余り前にフランスの画家ポール・ゴーギャンは、『われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、 われわれはどこへ行くのか』という長いタイトルの大きな絵を描きます。 “創世記12章1〜3節「あなたは祝福の基(もとい)となる」” の続きを読む
日本の電車の時刻の正確さは、世界に誇ることができるものです。私たちはどこに行くのにも、あらかじめ乗り継ぎ時間を調べながら、自分の時間を事前に管理できます。私の場合も、神経症的な性格のせいか、いろんなことを予定通りに進めたいと思います。そして、ある程度、それができます。毎週、「もう、無理……」と、思いながらも、きちんとメッセージの原稿は仕上がり、出版社には期限通りに依頼された記事をお送りしています。 “箴言25章1〜11節、16〜22節、28節「わからない世界で生きる」” の続きを読む
2012年10月7日
広島の平和公園の原爆死没者慰霊碑には、「安らかに眠って下さい。もう過ちは、繰り返しませぬから」と記されています。これは、まさに日本語らしい文章で、過ちを繰り返さないと誓っているのが誰かがぼかされている文章とも言われます。しかし、それはひとりひとりが静かに、戦争の原点に立ち返るきっかけを与える名文ではないでしょうか。 “マルコ12章18〜34節「原点に立ち返る」” の続きを読む
2012年9月23日
今まで数えきれないほど多くの人々の相談に載ってきましたが、その中で、非常に多いのは、怒りの気持ちの処理の問題です。しかも、それはクリスチャンの場合に特に大きな問題になります。なぜなら、彼らは、「あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福すべきであって、のろってはいけません」(ローマ12:14)というみことばを知り、かえって、自分に不当な仕打ちをした人を憎んでいる自分を責めてしまうからです。 “詩篇109篇「恨みから自由になるための祈り」” の続きを読む
私たちの世界ではしばしば、明確な対立軸を作りながら人々の心をまとめて権力を掌握し、変革を成し遂げるという手法が用いられます。しかし、根底に争いと憎しみを駆り立てる論理があることは次の問題を生み出す種となります。 “マルコ12章13〜17節「あれか、これか、を超えた神の視点」” の続きを読む
2012年9月2日
私たちの人生は、日々、いろんな危険に満ちています。そのような中で、不安な要素を一つひとつ数え上げると、外に出ることさえできなくなるかもしれません。事故で首から下が動かなくなった星野富弘さんは、以下のような詩を、きびしい自然の中で育つ美しい紫色の花を咲かせる高山植物の「おだまき」の絵とともに記しています。 “詩篇91篇「危険に満ちた人生の中で」” の続きを読む
すべての国は、内側から滅びると言われます。日本が第二次大戦の始めた無謀さも確かに問題なのですが、誰も目にも敗北が明らかになりながら、戦争を終結させる指導力が日本の政治になかったということが、東京大空襲ばかりか二度の原爆投下を招いた原因とも言えましょう。誰のために政治権力を与えられているかを忘れた指導者が国を治めていた悲劇です。 “マルコ12章1〜12節「真の王を忘れた国の悲劇」” の続きを読む
2012年8月12日
人が自分の利害を超えたことで熱心な働きをしていると、周りの人の中には、ときに、「あの人には隠された動機があるに違いない・・・」などと邪推する人が出てきます。それどころか、「あの人はあの地位を得ようとして・・」などと、勝手に危機感を募らせ、権力闘争を仕掛け、足を引っ張ってくる人がいます。なぜなら、人に裏切られ続けた人は、人の善意を信頼できず、すべてを損得勘定でしか見られないからです。 “詩篇37篇(私訳)” の続きを読む
イエスはエルサレム神殿を指して、「すべての民の祈りの家」と呼ばれましたが、それと同時に、神殿の崩壊を告げました。そして、それから40年もたたない紀元70年に、地上のエルサレム神殿は廃墟とされ、今に至っています。そして、「すべての民の祈りの家」としての教会が全世界に広がっています。 “マルコ11章19〜33節「神殿を離れた信仰の始まり」” の続きを読む
2012年7月22日
米国では昨年、繁栄の神学を提唱していたロバート・シューラー師が導いたクリスタル・カテドラルが財政破たんし売却されることが話題になりました。また、ヨーロッパでも歴史的な教会堂が売りに出されたり、コミュニティーセンターに変わったりする例が見られます。 “マルコ11章11〜21節「すべての民の祈りの家として」” の続きを読む