安倍元首相殺人への世論の反応——統一協会の問題〜詩篇71篇

安倍元首相の非業の死に際して、世界各国から慰めに満ちた弔意が寄せられていました。日本では、彼に対する評価が驚くほど分かれてしまいますが、安倍前首相がころほどに世界から評価されていたこと自体は本当に喜ぶべきことだと思われます。 “安倍元首相殺人への世論の反応——統一協会の問題〜詩篇71篇” の続きを読む

共に生きる幸い

去る月曜日、私たち福音自由教会の牧師が三年ぶりに一泊二日の会議と研修のために集まりました。今回は、まだコロナ下のため全体の三分の二の約60名の出席でした。その集会が始まって間もなく、一人の同労者が、背中と胸に激しい痛みを訴え、救急車で搬送されました。僕は彼の所属するミニストリーの責任者であるため、困難な手術を行える病院に行くまで、二回に渡り救急車に同乗することになりました。しかし、救急搬送に至るまでも、救急搬送される間も、60名の牧師たちがそろって熱い祈りをささげていました。 “共に生きる幸い” の続きを読む

エステル記に記される「抑止力」

最近、数年前に話題になったある韓流ドラマを、時間をかけて見てしまいました。韓国の大財閥の娘が、パラグライダーに乗っている中で、竜巻に巻き込まれ、北朝鮮に不時着してしまい、そこで北朝鮮の軍人との恋が芽生える……という話です。改めて、朝鮮半島の南北間の緊張関係と、北朝鮮に住む人々の生活に思いを馳せると同時に、朝鮮半島の統一がそれぞれにとっての悲願であるということが思い知らされました。 “エステル記に記される「抑止力」” の続きを読む

米国の一人勝ち?——誠実さへの渇き

先日、国際情勢に詳しい大学時代の友人と話していたところ、「今回のロシアのウクライナ侵攻によって、一番、得をしているのは米国ではないか……」と言われ、「はっ」としました。表面的には、米国の株式市場は年初来高値から15%も下落しています。それはインフレ懸念と昨年まで上昇を続けてきたことの反動でしょう。でも、中長期的には今回のロシアの暴挙によって、米国が利益を得ていることは間違いないように思えます。 “米国の一人勝ち?——誠実さへの渇き” の続きを読む