お祈りの課題、ウクライナ宣教報告

先日ご報告くださったウクライナ宣教師の船越先生ご夫妻から先週、土曜日の内に以下のようなメールをいただきましたのでお分かちします

 今日は立川福音自由教会にお招きいただき、宣教報告の機会を与えてくださいまして、本当にありがとうございました。本当に励まされました。心から感謝いたします。また、尊い献金をいただき、心から感謝をしています。
ありがとうございました。
この1年間、私たちは本当にみなさまの大きな愛と祈りによって支えられてきました。私たちは、ウクライナの人々の言語に絶する苦しみ、悲しみ、怒り、そしてそれらを引き起こしてきたあまりにも非情な破壊と損失を目の当たりにし、その中で苦しむ彼らにかける言葉さえも見当たらないような無力さをしばしば経験させられました。しかし主は私たちにウクライナにとどまり、ウクライナの人々に希望を伝え続けるように導いてこられました。そして、この働きを続けてくることができたのは、私たちを支え続けてきてくださったみなさまのお祈りとご支援があったからです。心から感謝しています。

 今日も報告させていただきましたが、去年の5月に主はHOPE(希望)プロジェクトを始めるように導いてくださいました。

 まず、HOPE ニコラエフ(ミコライウ)がスタートしました。3月に占領された都市ヘルソンからさらに西に進軍したロシア軍をウクライナ軍はニコラエフの手前で阻みました。それにより、ニコラエフとヘルソンの間が激戦地となりました。ニコラエフ自体もロシア軍の砲撃の標的となり、その地域の多くの人々がオデッサへ、またニコラエフ北側に広がる村々へ避難しました。ニコラエフ北側の村々のうちの8つの村々に食料品、衣料、福音を届ける働きがHOPE ニコラエフです(その8つの村々の中心にあるマリフカ村を拠点としています)。
さらに、11月にヘルソンがウクライナ軍によって解放されたことにより、ニコラエフとヘルソンの間にあった前線がドニプル川東岸まで後退しました。これにより、活動できる範囲が東に広がりました。今後はマリフカ村からさらに東に広がる村々へも支援物資を届けに行き、さらにはヘルソン方面でも地方教会と協力しながら、ヘルソン周辺地域にも活動の場を広げていきたいと願っています。続けてお祈りください。

 去年5月にはHOPE ソルジャーズもスタートしました。私たちの教会から兵役についている四名の兄たちとその仲間たちに救命道具と防具品を提供することを通して、私たちの思いと福音とを彼らに届ける働きです。ネットワークが広がり、今はドンバス地方の激戦地にいる兵士たちにも物資を送っています。
さらに、オデッサ市内の病院で治療を受けている負傷兵への支援の活動も展開していきます。また、帰還兵とその家族への支援の活動も準備していきます。帰還兵への支援という活動は非常に重い課題のある働きで、主の導きがなければ決して進めることができないものです。どうか、主の導きと知恵が与えられるようにお祈りください。

 9月から始まったHOPE オデッサは引き続きニーズが増えています。特に11月にヘルソン市が解放された後、ヘルソンが爆撃の対象となってしまいました。それにより、解放後にヘルソン市からの避難を余儀なくされる人々が増えています。ドンバス地方からの避難民も増えています。
今後さらにメリトポリでウクライナ軍とロシア軍の大衝突が起こった場合、より多くの避難民がオデッサに来ることになると予想されています。HOPE オデッサの働きが用いられ、奉仕者が強められ、人々の救いと霊と肉の必要を満たすために豊かに用いられるように続けてお祈りください。

 HOPE スクールも祝福され、継続中です。お祈りに感謝します。
昨日も申し上げた通り、私たちは4月13日(金)にオデッサに戻る予定です。(4月4日伊丹空港発、5日ミラノ着。6−9日はミラノで行われる宣教カンファレンスで奉仕、10日ミラノ発。車で移動してオデッサに13日に着。)
4月16日(日)はオデッサ教会でイースター礼拝、死からいのちへ、破壊から回復をもたらすキリストの復活の力についてメッセージします。ぜひ、祝福をお祈りください。
その翌日17日(月)はHOPE ニコラエフ・チームでマリフカ村へ行き、マリフカ村でイースターの特別イベントを行います。豊かに祝福されるようにお祈りください。

 尊いお祈りとご支援に心から感謝しています。
敬愛する先生、立川福音自由教会のみなさまの上に主の祝福が豊かにありますように、心から祈っています。

船越真人・美貴

すでにお知らせの通り、先日の報告会の と質疑応答をご覧いただくことができます。

顔、名前などの写り込み箇所はぼかしています。また前半部分はカットして、宣教師紹介以降のみとしました。