当事者による国会活動——実現している主の救い〜ルカ4:16–21、イザヤ61:1

日頃のメッセージで、キリストによって既に始まっている「救い」に目を留めることの大切さを語らせていただいております。それは、今ここにある「新しい創造」と見ることができます。

イエスは公生涯の初めに、ユダヤの会堂に入ってイザヤ書61章を開き、「今日、この聖書のことばが実現しました」と宣言されました (ルカ4章16–21節)。

そこには以下のように記されています

主はわたしに油を注ぎ、わたしを遣わされた。
捕らわれ人には解放を、
目の見えない人には目の開かれることを告げ、
虐げられている人を自由の身とし、
主の恵みの年を告げるために。

この世で、生きにくさを抱えている様々な方々に支援の手を差し伸べるというのは政治の最大の責任です。私たちは互いに協力し合ってそのような代表者を国会に送り、少しずつでも政治を動かすことができます。そこで大切なのは、何かの政治的なイデオロギーから自由に、具体的な問題に政治の目を向けさせるという地道な運動ではないでしょうか。

以前もご紹介しましたが、昨日、金子道仁参議院議員が代表質問をしました。彼はキリスト教会の牧師であると自分を紹介しながら、堂々と、フリースクールの働きや不登校児童の支援の問題を質問しました。彼はもともとこの教育問題に取り組みたくて議員になりましたが、ついにその機会が与えられました。彼が日本維新の会から立候補したことにキリスト教世界からご批判もありましたが、どこかの会派から立候補しない限り、このような質問の機会を持つこともできません。たった10分間の質問ですが、本当に具体的な数字を挙げながら、政府組織が不登校の子どもたちにきちんと向き合う必要を訴えることができました。また、政治的には難しいフリースクールのこともきちんと話題にできました。

以下からご覧ください

  • 金子道仁議員の
  • 政治的には真逆な立場をとる「れいわ新選組」の木村英子議員の も見ていただくことができます。これも素晴らしいものです。これも、障害を抱える当事者としての具体的な質問でした。介護職に就く方の待遇改善が、このコロナ禍のなかで急務となっているというものです。

どちらの質問も、本当に素晴らしいのは、政治が社会的弱者を無視することを許さない、具体的な対応や政府組織の言質を取ることができている点です。

このような政治を追い求めさせる原点は、実は、イエス様が当時の社会的弱者に具体的に目を留めることから福音を語られたことにあります。

政治は、急には動きません、時間をかけて、現実に向き合う必要があります。

そのような意味での、政治への期待を、政治理念の対立を超えて祈って行きたいと思わされました。