Ⅱ列王記17章〜19章「逃げでも蛮勇でもない、祈りによる勝利」

2018年11月18日 恐ろしい相手に直面した時、すぐ「逃げ」の姿勢に入る人と、自分の恐怖感情を押し殺しながら「蛮勇」を奮おうとする人がいます。しかし、「恐れ」は神が与えてくださった大切な感覚です。心に沸き起こる様々な感 …

イスラエルの歴史

紀元前 19世紀 族長アブラハム カナンの地に入る 17世紀 ヤコブの一族が飢饉を避けてエジプトへ移住 1270~30年頃? モーゼに導かれてエジプトから脱出 荒野の四十年 (以上の年代をそれぞれ二百年早く見る見方もある …

Ⅰ列王記12章〜14章「真の王を忘れたイスラエルの悲劇」

2018年7月1日 私たちの心の奥底には、「自分の人生を思い通りに生きていたい」という願望があります。ところが人生はそのようにはなりません。そこで私たちは災いの原因となる人を恨んだり、自分の非力さを悲しんだりします。 + …

Ⅱサムエル7章〜10章「神の真実とダビデの真実」

2018年1月28日 聖書の物語をひとことで述べると「神の真実(ヘセド)」の歴史と呼ぶことができます。 聖書には、神の燃える怒りが何度も描かれますが、同時に神はご自分を裏切り続けるイスラエルの民に、「怒りがあふれて、少し …

Ⅱサムエル5章4節〜7章19節「ダビデからキリストへ」

2017年12月10日 私たちはクリスマスのたびに、「闇の中を歩んでいた民は 大きな光を見る」(イザヤ9:2)と読みながら、神の民が「救い主」の到来を待ち続けていたと語ります。ここには逆説が込められています。それは闇の …

マタイ1章「ダビデの子としての救い主の誕生」

2016年12月18日 先日の子供クリスマス会で「靴屋のマルティン」の人形劇を上演しました。マルティンはロシアの田舎の評判の良い働き者の靴屋さんでした。若くして結婚しましたが、奥さんとお子さんたちを早くに亡くしてしまい、 …

イザヤ7章〜9章7節「神が、私たちとともにおられる」

2015年12月6日 第二次大戦中のオランダで、コーリー・テン・ブーンは家族と協力してユダヤ人の隠れ家を提供しましたが、同胞に密告されて強制収容所に送られました。彼女は最初、独房に入れられ、地獄の恐怖を味わいました。拷問 …

ミカ4章〜6章「平和 (シャローム) をもたらす救い主」

2015年11月29日 人間の歴史は、それぞれの国が自分たちの理想とする平和を実現しようと争いを繰り返してきているのではなでしょうか。平和を求めるがゆえに争うという皮肉があります。大切なのは自分たちに都合の良い平和ではな …