ウクライナと世界の食糧危機、主の祈り

麗しい気候の日々になっていますが、いかがお過ごしでしょう。

最近、ウクライナ情勢と共に世界の食糧事情の緊迫が話題になってきています。世界の小麦の輸出量の21%がロシア、9%がウクライナで、世界の小麦の輸出の三割がこの地域なのですから、ウクライナ危機以降、小麦価格の急騰が問題になっています。 で国際価格の推移が見られます。 “ウクライナと世界の食糧危機、主の祈り” の続きを読む

フィンランドNATO加盟申請——平和の理想と現実〜イザヤ65章

ロシアと長い国境を接するフィンランドが、正式にNATOという西側の軍事同盟への加入を申請しました。今回のロシアのウクライナ侵攻によって、ロシアに対する警戒感が急速に高まったためと言われています。 “フィンランドNATO加盟申請——平和の理想と現実〜イザヤ65章” の続きを読む

死にたい気持ちを祈る〜ヨブ記2、3章

この数日間、テレビでは有名芸能人の自死の報道に多くの時間が割かれています。亡くなられた方を悼む気持ちは大切ですが、「その方が、いかに立派な生き方をしてきたか……」と、過度にその方の人生を美化するような報じられ方がなされることには、首をかしげざるを得ません。それは、「このように立派な人でも、自死するのだから、私も死んでもいいのでは……」という雰囲気を社会全体に広げるからと言われます。コロナでの閉塞感の中、自死の連鎖を生み出しはしないか、心配です。 “死にたい気持ちを祈る〜ヨブ記2、3章” の続きを読む

「神のかたち」に創造された私たち——「雅歌」に記された愛の目覚め

ゴールデン・ウィークの真っただ中ですが、いかにお過ごしでしょう。小生は、いつもと同じように教会に来て、いろいろたまっていた仕事をしております。休みは皆さんと違ったタイミングで取っているだけですが…… “「神のかたち」に創造された私たち——「雅歌」に記された愛の目覚め” の続きを読む

ウクライナ・ロシアの復活祭

今やキリストは眠った者の初穂として、死者の中からよみがえられました。
Ⅰコリント15:20

欧米の教会では復活祭は4月17日に祝われましたが、ウクライナでもロシアでも復活祭はこの前の日曜日の24日に祝われました。それは、西方教会ではグレゴリオ暦によって、東方教会はユリウス暦によってイースターの日を計算するからとのことです。 “ウクライナ・ロシアの復活祭” の続きを読む

ウクライナの歴史と隷属からの解放

ウクライナ情勢がますます厳しくなっています。日本人の感覚からしたら、どうしてウクライナ人はここまで激しく抵抗するのかと思うかもしれませんが、それは日本が基本的に外国の支配下に置かれたことがないからかもしれません。唯一日本が外国に占領されたのは第二次大戦直後です。しかし、不思議に、多くの日本人が当時のマッカーサー元帥の占領を喜んでいるほどです。日本国憲法における基本的人権に関わる条項には聖書的な視点が明確に含まれています。 “ウクライナの歴史と隷属からの解放” の続きを読む