サウンド・オブ・ミュージック〜詩篇148篇

外出自粛要請の中でうっとうしい天気が続くと、気が滅入ってしまうという方もいらっしゃるかと思います。何か、心が窮屈になってしまいます。

1965年に世界的に大ヒットしたサウンド・オブ・ミュージックという映画がります。僕も何度も見ました。あのアルプスの山々を背景に始まるシーンは感動的です。そこでは、次のように歌われます。

山々は音楽の調べとともに生きている。
千年ものときを経ながら歌い継いでいる
山々は私の心を音楽の調べで満たしている。
この心はそこで聞くすべの曲を歌いたがっている

あの景色の美しさに憧れ、ヨーロッパに行ってみたいと思いました。そして、20代後半のとき、その舞台となったトラップ家の旧邸宅を見ることができました。それがある町ザルツブルグはモーツァルトの出生の地でもあります。

以下でチロルアルプスの美しい背景と日本語訳とともにお聞きいただくことができます

これは、太陽を自分の兄弟、月を自分の姉妹と呼んだアシジのフランシスコの心でもあります。

その背景にあるのは以下の詩篇148篇です。

この世界のすべてのものは創造主なる神の作品です。そして全被造物は、アダムの罪によってうめいているとともに、キリストの現れとともに、この世界に神の平和 (シャローム) が実現するのを待ち望んで、新しく生まれた神の子たちとともに神をほめたたえます。

私たちは霊の耳で、来るべき全被造物の讃美を聞きながら、神の創造のみわざをたたえます。

詩篇96篇10-13節では、主の再臨のときに「森の木々もみな喜び歌う」と預言されています。

私たちは主の再臨も待ち望みながら、同時に、主の再臨がすでに実現したかのようにこの地で生きることができます。それが永遠のいのちを生きるという意味です。

そして、来るべき全被造物の讃美を心の耳で聞きながら生きる人は、真の心の自由を味わうことができます。この映画の主人公は修道女見習いでしたが、由緒正しい貴族トラップ家の家庭教師として雇われ、七人の子どもたちの心を解放し、また彼らの父親の心を自由にし、ナチスドイツのオーストリア併合に逆らって中立国スイスに山を越えて向かいます。

その後、トラップ一家はアメリカに移り住み、コンサート活動をします。その実話をもとにこの映画が作られました。

トラップ一家(1941年)

アシジのフランシスコもサウンド・オブ・ミュージックのモデルとなった家族も、全被造物と共に創造主を賛美するという心の自由の中で、周囲の世界を変えて行きました。

この詩篇には人の心を解放する、主への讃美が満ちています。以下は私訳です。声を出しながらともに味わっていただければ幸いです。

ほめたたえよ 主 (ヤハ) を (1)

ほめたたえよ 主 (ヤハウェ) を 諸々の天から

ほめたたえよ 主(彼)を いと高きところで。

ほめたたえよ 主を すべてのみ使いよ (2)

ほめたたえよ 主を 主の万軍よ

ほめたたえよ 主を 日よ 月よ (3)

ほめたたえよ 主を すべての輝く星よ

ほめたたえよ 主を 諸々の天の天よ (4)

諸々の天の上にある水よ

ほめたたえさせよ 主 (ヤハウェ) の御名を (5)

この方が命じて それらは創造されたのだから

この方がそれらを立てられた 世々限りなく (6)

この方が定めを置かれた それは過ぎ去ることがない

ほめたたえよ 主 (ヤハウェ) を 地の上から (7)

海の巨獣よ すべての淵よ

火よ 雹よ 雪よ 煙よ (8)

みことばを行う 激しい風(息)よ

山々よ すべての丘よ (9)

実のなる木よ すべての杉よ

獣よ すべての家畜よ (10)

這う者よ 翼のある鳥よ

地の王たちよ すべての国民くにたみよ (11)

指導者たちよ 地のすべての治める者たちよ

若者たちよ おとめたちよ (12)

年老いた者たちよ 幼い者たちよ

彼らにほめたたえさせよ 主 (ヤハウェ) の御名を (13)

それは 御名だけがあがめられ

その威光が地と諸々の天の上にあるのだから

主は御民の角を上げられた (14)

主にある誠実な者すべての賛美を

主に近い民 イスラエルの子らの

ほめたたえよ 主 (ヤハ) を