ローマ人への手紙10章14節~21節「イスラエルの神が全世界の王となる」

2024年12月15日

ローマ人への手紙9章30–10章13節 私訳

パウロがこの手紙を書いたときの「聖書」とは、旧約聖書しかありませんでした。そこではイスラエルの民が神の民の共同体として整えられるための律法がありました。特に当時は、「安息日を守る」ことや食物律法を守ること、また様々な「汚れ」から「清められる」ための手続きが何よりも大切にされました。 “ローマ人への手紙10章14節~21節「イスラエルの神が全世界の王となる」” の続きを読む

ローマ人への手紙9章30節~10章13節「すべてこの方に信頼する者は、恥を見ることがない」

2024年12月1日

ローマ人への手紙9章30–10章13節 私訳

私たちはこの地で生きるときに、誤解され、また不当な非難を受けるときに、「辱められた」と「心が傷つきます」。しかし今日の箇所では、二回にわたって、「この方に信頼する者は、恥を見ることがない」と記されます。十字架刑の目的は辱めにありました。しかし、イエスは死者の中からよみがえって、主を辱めた者たちが恥を見ることになりました。 “ローマ人への手紙9章30節~10章13節「すべてこの方に信頼する者は、恥を見ることがない」” の続きを読む

ローマ人への手紙9章19〜29節「神のあわれみの器として生かされる」

2024年11月17日

ローマ人への手紙9章1–18節私訳、関連聖句

聖書は残念ながら、すべての人が神の厳しい「さばき」に服する必要があると語っています。そして私たちはイエス・キリストの真実にすがる以外に「救い」の道はないと、この手紙で繰り返し記されています。 “ローマ人への手紙9章19〜29節「神のあわれみの器として生かされる」” の続きを読む

ローマ人への手紙9章1〜18節「神の選びによる救い」

2024年11月3日

ローマ人への手紙9章1–18節私訳、関連聖句

小さい頃から「自意識過剰」に悩んできました。高校生から大学にかけての頃、少しばかり哲学に興味を持つようになりました。世界の動きや人の心の動きを把握できそうな気になって、嬉しくなりましたが、やがてそこに「自分は人より賢くなった!」と思いたいという自意識過剰の問題が再び生まれました。そのような中で、イエスを救い主と信じる信仰に導かれましたが、そこでまた自分と人の信仰を比べるという自意識過剰が気になりました。 “ローマ人への手紙9章1〜18節「神の選びによる救い」” の続きを読む

ローマ人への手紙8章26〜39節「御霊とキリストのとりなし」

2024年10月20日

ローマ人への手紙8章26–39節私訳、関連聖句

最愛の伴侶を失った方が、友人から「神はすべてのことを働かせて益としてくださる」と言われ、信仰を失いかけたと言っておられました。その人にとって「伴侶の死」は最悪の事態であり、それが将来を開くことにつながるという発想自体が、許容できない考え方でした。 “ローマ人への手紙8章26〜39節「御霊とキリストのとりなし」” の続きを読む

ローマ人への手紙8章12〜25節「望みにおいて私たちは救われた」

2024年9月29日

ローマ人への手紙8章12-25節私訳、関連聖句

人生の意味を知らない幼子に「イエス様を信じて天国に行こう!」と語るのは、少し危ない気がするのですが……。 “ローマ人への手紙8章12〜25節「望みにおいて私たちは救われた」” の続きを読む

ローマ人への手紙8章1〜11節「あなたがたは御霊のうちにあります」

2024年8月25日

ローマ人への手紙8章1-11節私訳、その他の参照聖句

私たちはつい自分の信仰を反省して、自分で自分の信仰を励ますような生き方をしてはないでしょうか?しかし、自分で自分を変えられるならイエスが十字架にかかる必要はありませんでした。自分ができないことをイエスが成し遂げ、私たちに聖霊を送ってくださいました。 “ローマ人への手紙8章1〜11節「あなたがたは御霊のうちにあります」” の続きを読む

バッハ作曲モテット「イエスは私の喜び」〜ローマ8章1–11節

 今度の礼拝では生まれて初めて、福音の核心とも言われるローマ人への手紙8章1–11節からメッセージをさせていただきます。牧会35年にしてようやくローマ人への手紙の講解メッセージに入っているからです。 “バッハ作曲モテット「イエスは私の喜び」〜ローマ8章1–11節” の続きを読む

ローマ人への手紙7章13〜25節「自分の惨めさを認める中から生まれる感謝」

2024年8月11日

ローマ人への手紙7章7–25節私訳、その他の聖句

「地獄への道は善意(良い心がけ)で舗装されている (The road to hell is paved with good intentions)」ということわざがあります。 “ローマ人への手紙7章13〜25節「自分の惨めさを認める中から生まれる感謝」” の続きを読む

ローマ人への手紙7章1〜12節「聖なる律法から解放される?」 

2024年7月6日

ローマ人への手紙を表面的に読むと、「律法」が否定的に理解されることがあります。しかし「律法は聖なるもの」また、私たちを真の意味で「生かす」、愛の教えです。 “ローマ人への手紙7章1〜12節「聖なる律法から解放される?」 ” の続きを読む