イザヤ7章1節~9章7節「御顔を隠しておられる方への信頼」

2022年10月16日

2、700年前のアッシリア帝国には現代の強権政治の原型が見られます。周辺諸国を脅しで従え、その支配地から兵士を募り、軍事力を急拡大します。しかし、その軍隊に一体感はなく、流れが変わると驚くほど簡単に崩れます(ナホム書で描かれています)。 “イザヤ7章1節~9章7節「御顔を隠しておられる方への信頼」” の続きを読む

マタイ25章14〜30節「よくやった。良い忠実なしもべだ」

2022年10月9日

Talent(タレント)ということばは、研究社英和大辞典(1960年版)で「発達させて世のために役立てるように神から人に委ねられたと考えられる素質、才能、〔聖書〕マタイ25章14–30節のたとえ話しから」と記されていました。 “マタイ25章14〜30節「よくやった。良い忠実なしもべだ」” の続きを読む

イザヤ5、6章「聞き続けよ。だが悟るな。見続けよ。だが知るな」

2022年10月2日

多くの人は、「主はぶどうの樹、わたしは枝です」(ヨハネ15:5) という賛美に慰めを見出だしますが、その原点にあるイザヤ5章の「ふどう畑の歌」は、恐ろしいほどのさばきの警告に満ちています。その直後に、預言者イザヤが主の栄光を仰ぎ見て、「私を遣わしてください!」と応答するようすが描かれます。しかし、その前後関係を理解すればするほど、そのような招きには応じられないと思うのが人情です。 “イザヤ5、6章「聞き続けよ。だが悟るな。見続けよ。だが知るな」” の続きを読む

マタイ25章1〜13節「さあ、花婿だ。迎えに出なさい」

2022年9月25日

「キリストの再臨」は聖書の根幹にある大切な教えで、それこそ歴史のゴールですが、イエスはそれを当時のエルサレム神殿が跡形もなく崩れ去るときと重ねて話されました。 “マタイ25章1〜13節「さあ、花婿だ。迎えに出なさい」” の続きを読む

イザヤ1~4章「さあ、私たちも主 (ヤハウェ) の光のうちを歩もう」 

2022年9月18日

ニューヨークの国際連合本部の広場に「イザヤの壁」というモニュメントとがあり、2章4節の「彼らはその剣を鋤(すき)に、その槍(やり)を鎌に打ち直す。国は国に向かって剣を上げず、もう戦うことを学ばない」という聖句が大きく刻まれています。まさにイザヤ書は世界平和を覚える際の鍵の書です。 “イザヤ1~4章「さあ、私たちも主 (ヤハウェ) の光のうちを歩もう」 ” の続きを読む

マタイ24章42〜51節「忠実で賢いしもべ」と「悪いしもべ」 

2022年9月11日

今日の詩篇交読文は、「彼らはわたしの安息に入ることはない」(95:11) という神のさばきで終わっていますが、これはヘブル人への手紙で繰り返し引用される詩篇です。ただそこでは同時に、「今日 もし御声を聞くなら あなたがたの心を頑(かたく)なにしてはならない」ということばも繰り返されています。 “マタイ24章42〜51節「忠実で賢いしもべ」と「悪いしもべ」 ” の続きを読む

箴言31章「麗しさは偽り、美しさは空しい」

2022年9月4日

「人はうわべを見るが、主 (ヤハウェ) は心を見る」(Ⅰサムエル16:7) と記されますが、この世界の指導者たちにとって「うわべ」を整えることは大変重要です。「人はうわべを見る」という冷徹な事実を軽視すると、人々の尊敬を得ることはできません。 “箴言31章「麗しさは偽り、美しさは空しい」” の続きを読む

マタイ24章36〜44節「人の子の到来はさばきと救いのとき」

2022年8月21日

福音自由の信仰箇条の11条では、「主イエス・キリストご自身による……再臨」を「祝福に満ちた望み」(テトス2:13) と定義し、「信者の個人的生活と信仰に重大な意義を持つ」と解説しています。 “マタイ24章36〜44節「人の子の到来はさばきと救いのとき」” の続きを読む

箴言30章「知るべきことを知らず、欲望と怒りを制御できない危なさ」

2022年8月14日

77年前の米国による二つの原爆の投下は、決して許すことのできない暴挙ですが、そのころソ連のスターリンは北海道占領計画を立てていたということが明らかにされています。「原爆がソ連の侵攻を阻んだ……」と言われると、本当に複雑なやるせない気持ちになります。 “箴言30章「知るべきことを知らず、欲望と怒りを制御できない危なさ」” の続きを読む