キリストの現れを待つ——東京都心伝道の祝福——目覚めよと呼ぶ声

 今朝は、東京都心伝道における大きな一歩を踏み出すことができました。日本福音自由教会有志の働きとして都心の中央区での開拓伝道を進めていますが、ようやく月島駅徒歩2分にあるビルの3階を借りて、4月末より固定的な場所での礼拝を開始できることになりました。
 
 四年あまり前から、東京センターチャーチとして銀座のホテルなどを借りながら礼拝を始めておりましたが、固定的な礼拝の場所を借りたいと思いながら、道が開かれずに苦労しておりました。礼拝の場所というだけて、ビルの管理会社から断られ続けてきました。

 今後どうなるかと心配していましたら、子どもの学習塾などが開かれているビルの中で、子どもの学習支援とキリスト教の礼拝ということで113㎡の場所を借りることができました。
 今朝はこのミニストリーの支援団体の責任者として、まとまったお金の振り込みの手続きをしてきました。国立にある銀行からでした。

 銀行で手続きを待っているとき、バッハのオルガン曲、「目覚めよと、呼ぶ声」が支店のバックグランドミュージックとして流れてきました。

 これはマタイ25章の愚かな娘と賢い娘のたとえから作られた歌で、原曲は1599年に、ペスト感染のただ中で、フィリップ・ニコライが記した歌詞です。

 その一番の歌詞には、「真夜中とは、花婿イエスが現れるときである」と歌われる部分があります。感染爆発のただ中で、真夜中とは、イエスがこの世界に現れるのを期待するときであると歌われるのです。
 それは再臨待望と同時に、キリストが一人一人の中に住んでくださる新しい時代の到来をも意味します。
 
 銀行でこの曲が支店中に流れるのを聞きながら、何かとっても心が温かくなりました。以下でお聞きいただけます

 まさに、コロナ明けとともに日本の30年間余りのデフレ経済からの脱却のときで、新しい時代の到来を予感させられました。実は、私たちの教会でも、また私自身の働きにおいても、いろんな新しいことが始まっています。
 私自身もコロナ禍の中で書くことができた三冊の本の反響で、いろんな教会や超教派の団体から講演の依頼や執筆の依頼が増えて来ています。
 
 私たちの人生にも、暗闇と思える時期が必ず訪れます。しかし、それは何かの新しいことの芽生えのときでもあります。人は、苦しみに合わない限り、自分の生き方を変えようともしませんし、真の意味での救いを求めようともしません。

 キリストの来臨を待つ音楽が、一般の銀行の中で奏でられているということは本当に素晴らしいことです。できたら、以下のような歌詞で歌われたペスト蔓延下で作られた音楽ですよと、知ってほしいと思いました。
 以下は「目覚めよと呼ぶ声」の二番目の歌詞です。本当にキリストにある豊かな希望が歌われています。

シオン(神の民)は花婿到来を告げる夜警の歌声を聞く。
その心はその知らせを聞き、喜びに満たされて踊る。

おとめたちは目覚め、花婿を迎えようと急ぎ支度する。
待ち焦がれた友は、今、天から晴れやかに降りてくる。

あふれるばかりの恵みと、力強い真理に満ちた姿で。
シオン(神の民)の光は輝き、シオンの明星は今、昇る。

さあ来てください。栄光のかんむりをかぶった王よ。
主イエス。神の御子よ。ホシアナ(万歳!栄光あれ!)

われらはみな喜びの祝宴の広間へとついて行こう!
そして、そこで主の晩餐にあずからせていただこう!