船越宣教師の息子さんNHKで紹介〜ガラテヤ6:3–5 —— 使命

昨日、とっても感動的なNHKの番組を、ウクライナの船越宣教師ご夫妻からご紹介いただきました。何と、お二人のご長男である船越勇貴さんがNHK兵庫の番組で紹介されたのです。 でご覧いただけます。

ご両親からは、「ウクライナで生まれ、ウクライナで育ち、ウクライナに対する特別な愛をもった彼がウクライナのこの苦難のときにウクライナで豊かに用いられるように、ぜひお祈りをよろしくお願いいたします。」というおことばをいただいております。

勇貴さんはご両親の生き方を心から尊敬しているからこそ、同じ宣教師としての歩みを神の召しとして受け止め、危険に満ちたウクライナに向かってゆきました。

一方、最近、毎日新聞での感動的な証しが紹介された湯浅静香さんは、幼い時に母親の虐待を受け、高校から非行に走り、違法薬物やギャンブル、万引きなどを繰り返し、刑務所に入りますが、そこで、やくざから牧師へと歩んだ進藤先生の講話を聴いて、生き方を変えようと決意しました。今は、「依存症子」という を作って、多くの依存症で悩む方々の相談に載っておられます。

ガラテヤ人への手紙6章3–5節には次のように記されています

3 だれでも、りっぱでもない自分を何かりっぱでもあるかのように思うなら、自分を欺いているのです。
4 おのおの自分の行いをよく調べてみなさい。そうすれば、誇れると思ったことも、ただ自分だけの誇りで、ほかの人に対して誇れることではないでしょう。
5 人にはおのおの、負うべき自分自身の重荷があるのです。
※ 新改訳第三版の訳です

私たちは誰も親を選ぶことはできません。勇貴さんと静香さんは対照的ですが、お二人とも、ご自分の使命を自覚して、与えられた命を輝かすことができています。それは、私たちのすべての出生が、その使命が発見されるとき生かされてくるからです。そして、使命は、目の前の課題に応答する中から、おのずと明らかにされて行きます。

最近、母のことをいろいろ書いて来ましたが、父母は農業、僕は牧師と全然仕事が違うように見えても、最近になってつくづく思います。それは、僕の牧師としての働き方は、大地を黙々と耕すようなものになっているということです。