国立のマンション解体——置かれた町の平安を求める〜エレミヤ29章7節

 今週、小生が昨年移り住んだ国立(くにたち)市が話題になっています。富士山を眺望できる冨士見通りに建てられた10階建てのマンション(18戸入居予定て)が、完成引き渡し直前に、施主の積水ハウスが解体を決めたということです。
 同社にとっても、入居予定だった方々にとっても本当に大きな損失、また様々な大きな負担がかかってしまいました。 “国立のマンション解体——置かれた町の平安を求める〜エレミヤ29章7節” の続きを読む

エレミヤ7~9章「悟りを得て主(ヤハウェ)を知るとは?」

2024年5月26日

19世紀ドイツの哲学者ショーペンハウアーは、「すべての生は苦しみである……生は、まるで振り子のように……苦痛と退屈の間を行き来する……人間がすべての苦しみと悩みを地獄に追放したあとでは、天国にはただ退屈しか残らない」という皮肉を言いました。 “エレミヤ7~9章「悟りを得て主(ヤハウェ)を知るとは?」” の続きを読む

エレミヤ4章5節~6章30節「これでは、どうして、あなたを赦すことができるだろうか」

2024年5月12日

ヴィクトール・フランクルというユダヤ人の精神科医は、ナチスドイツの強制収容所で、寒さに凍えながら強制労働に駆り立てられていました。そこでふと、愛する妻の面影を思い浮かべ、空想の中で彼女と対話し、彼女の微笑を見ることができました。そのとたん、彼は、彼女の眼差しの中で、人間の存在の意味を、「愛による、そして、愛の中の被造物の救い」であると悟ります。そして、「愛は死のように強い」という雅歌8章8節のみことばの意味が理解できたと書いています。それは伴侶でなくても、父でも母でも、またその他の大切な方の面影でも同じでしょう。人はだれかを愛することで、人生を輝かせることができます。 “エレミヤ4章5節~6章30節「これでは、どうして、あなたを赦すことができるだろうか」” の続きを読む

エレミヤ1章1節〜4章4節「背信の子らよ。立ち返れ」

2024年4月28日

エレミヤ書は現代のクリスチャンホームの子にふさわしい福音です。創造主を礼拝する幸いを教えられてきたことは大きな恵みなのですが、心を興奮させるこの世の文化の刺激を受け、信仰生活を空虚で惰性的なものに思え、心が交わりから離れようとすることがあります。表面的に取り繕ってはいても、福音の本質が心に落ちていません。 “エレミヤ1章1節〜4章4節「背信の子らよ。立ち返れ」” の続きを読む

誰も聞こうとしない説教の準備〜エレミヤ1章7、9節

 昨日1968年に流行ったフォーククルセダーズの「何のために」という曲を紹介しました。その作詞者の北山修はその後、日本の精神医学会をリードするような存在へと成長しますから、その詩の意味の深さも格別だったのかと思います。
 実は、この曲は、1966年にリリースされたビートルズの名曲エリナー・リグビーに刺激を受けて書かれたものだと言われています。 “誰も聞こうとしない説教の準備〜エレミヤ1章7、9節” の続きを読む

映画「ラーゲリーより愛を込めて」——フランクル「夜と霧」〜エレミヤ29章10、11節

先日、今、絶賛上映中の映画「」を見てきました。敢えて今、これを書くのは、「70年前の暗い話など、今更、見たいと思わない……」という方々への励ましのためでもあります。ネタバレにならないように、注意して書かせていただきます。 “映画「ラーゲリーより愛を込めて」——フランクル「夜と霧」〜エレミヤ29章10、11節” の続きを読む

岸田首相の所信表明演説〜エレミヤ29章4節、ローマ13:1–7

岸田文雄新総理大臣の所信表明演説原稿を拝見して

私たち福音自由教会においてはそれぞれの「良心の自由」を何よりも尊重することにしています。特にこの世の政治に関しては、それぞれの人の生まれ育った環境や受けた教育、育った時代背景が決定的な影響力を持っています。ですから、革新的な見解を持つ人は、どれほど議論しても同じ立場を貫きますし、保守的な政治見解を持つ人は、その理念を貫きます。そして、不思議に、どれほど聖書を読んでも、自分の政治理念を強化する読み方ができてしまうものです。ですから、教会で政治について語ることには本当に細心の注意が必要です。ただ、そのように言っていながら、政治議論を話題にせざるを得なくなるのが小生の性格ですので、それを割り引いてお読みいただければ感謝です。 “岸田首相の所信表明演説〜エレミヤ29章4節、ローマ13:1–7” の続きを読む

アフガニスタンのクリスチャンのためにお祈りしましょう〜詩篇46篇、エレミヤ27章6節

今、アフガニスタンで恐ろしいことが起きています。今まで、この国はクリスチャンにとって、北朝鮮についで住みにくい土地と言われて来たようです。 “アフガニスタンのクリスチャンのためにお祈りしましょう〜詩篇46篇、エレミヤ27章6節” の続きを読む