エレミヤ42〜44章「神のみこころは何か」

2024年12月29日

現代の多くの信仰者も、「私にとっての神のみこころは何でしょう……」と真剣に尋ねることがあるでしょう。しかしそれが示されたときに、それに従う用意ができているでしょうか。 “エレミヤ42〜44章「神のみこころは何か」” の続きを読む

エレミヤ38~41章「内部から崩壊したイスラエル王国」

2024年12月8日

ダビデ王国の地上的な滅亡の過程 年表

「国家とは、他国からの核攻撃や侵略では決して滅びない。むしろ国は、内側から滅びる」と言われます。ローマ帝国や中国の帝国が内側の腐敗によって滅亡したとしばしば描かれますが、人間の目には驚くほど小さな国ですら、滅ぶときは「内側から滅びている」ことが今回の箇所で明らかになります。それは、すべての共同体、組織に適用できる原則です。 “エレミヤ38~41章「内部から崩壊したイスラエル王国」” の続きを読む

エレミヤ34〜37章「主 (ヤハウェ) のことばを軽蔑する者へのさばき」

2024年11月24日

ダビデ王国の地上的な滅亡の過程 年表

ドラマでは善人と悪人の対比が強調されがちですが、どちらとも言えない人が多数ではないでしょうか。今回の箇所には「忠実な人」、「極悪人」、「気の弱い善人そうな悪人」の三種類が出てきます。第三の人の心には「アンビバレント」(両面価値感情)な思いが見られます。それは子どもが親に抱く感情とも言われます。 “エレミヤ34〜37章「主 (ヤハウェ) のことばを軽蔑する者へのさばき」” の続きを読む

エレミヤ32、33章「わたしは幸せにする 真実をもって」

2024年11月10日

私は昔、証券会社にいたとき、経済見通しが週ごとのように変わることに対し、何とも言えない空しさを感じていました。そのような中で、決して変わることのない聖書のことばに、心がますます惹かれるようになりました。 “エレミヤ32、33章「わたしは幸せにする 真実をもって」” の続きを読む

エレミヤ26〜29章「わざわいではなく、平安(シャローム)を与える計画」

2024年10月6日

私たちはときに、主に真剣に祈りながら決めたことで、深く後悔することがあるかもしれません。しかし、あなたが主との交わりの中で選択したことは、主のご支配の中にあります。それが一見、自分に「わざわい」をもたらす計画のように見えても、それはあなたに「平安(シャローム)」を与える計画」となっています。 “エレミヤ26〜29章「わざわいではなく、平安(シャローム)を与える計画」” の続きを読む

原爆裁判——戦争のルール〜エレミヤ25章

 現在、NHKの朝ドラで、日本初の女性判事となった三淵嘉子さん生涯が描かれています。
 今は、ちょうど「原爆裁判」が描かれています。主人公のモデルとなった三淵さんも東京地裁での三人の判事の一人としてこの裁判に関わっていました。 “原爆裁判——戦争のルール〜エレミヤ25章” の続きを読む

エレミヤ23章9節~25章「火のような主 (ヤハウェ) のことば」

2024年9月1日

「主 (ヤハウェ) のことば」は私たちの心にいつも「平安 (シャローム) を生み出す」というのは、偽預言者のことばです。エレミヤはエルサレムの堕落に心を痛め、主のことばを聞くことで、「私は酔いどれのように、ぶどう酒に負けた男のようになった」と言っています。 “エレミヤ23章9節~25章「火のような主 (ヤハウェ) のことば」” の続きを読む

エレミヤ21章~23章8節「悪しき牧者と良い牧者」

2024年8月18日

先日ハマスの最高指導者ハニヤ氏の暗殺が報じられたとき、彼の純資産額が6000億円で、安全なカタール住み、プライベートジェット機で移動しているようすが描かれたことは、パレスチナ難民の問題の闇を現わしているように思えました。 “エレミヤ21章~23章8節「悪しき牧者と良い牧者」” の続きを読む

ダビデ王国の地上的な滅亡の過程

  • BC(キリスト以前)1004年 ダビデのエルサレム遷都
  • BC960年 ソロモンによるエルサレム神殿の完成
  • BC931年 王国が北王国イスラエルと南王国ユダ(エルサレム王国)に分裂
  • BC723年 アッシリアが北王国イスラエル(サマリア)を滅ぼす
  • BC701年 エルサレムの王ヒゼキヤ、アッシリア軍を撃退(預言者イザヤの活躍)
  • BC697–642 ヒゼキヤの子マナセの支配 アッシリアに服属 神殿を汚す
  • BC622年 ヨシヤ王の信仰復興運動(神殿内で律法の『申命記?』 が発見される)
  • BC609年 ヨシヤ王エジプトの王ファラオ・ネコの北進を妨害、 討ち死にする
  • BC609年 ヨシヤの子エホアハズ三カ月の支配でエジプトに捕囚
  • BC609年 エホヤキム王がエルサレムでエジプトの傀儡政権として即位(11年間)
  • BC605年 バビロン軍がユーフラテス河畔のカルケミッシュの戦いでエジプトに勝利
    エホヤキム エレミヤの預言の巻物を切り刻み暖炉の火で燃やす
    バビロンの王ネブカドネシァルがエルサレムを攻撃 第一次バビロン捕囚
    (少年ダニエルと三人の友がバビロンで英才教育を受ける)
  • BC598年 エホヤキムがエルサレムでバビロンへの反抗を試み、惨めに死ぬ
  • BC597年 エホヤキン(エコンヤ)と有力者1万人バビロン捕囚
    (祭司エゼキエルも捕囚となるが五年目にバビロンのテル・アビブで啓示を受ける)
  • BC597年 ゼデキヤ王がエルサレムでバビロンの傀儡政権として即位(11年間)
  • BC589年 ゼデキヤ王がバビロン王ネブカドネツァルに反逆 エルサレム包囲開始(三年間)
  • BC588年 エジプトの北進を受けてバビロン軍が一時的にエルサレムから退却
    (ゼデキヤがヘブル人の奴隷解放を契約しながら、これを見て契約撤回)
  • BC586年 第四の月 エルサレムの飢饉、ゼデキヤ王は逃亡するも捕獲される
  • BC586年 第五の月(7、8月頃) エルサレム神殿トエルサレム全市が火で焼かれる
  • BC585年? 第七の月 総督ゲダルヤがイシュマエルによって暗殺 ユダヤ人の内紛が続く
  • BC537年 ペルシア王キュロスがバビロンを滅ぼし、ユダヤ人のエルサレム帰還を許す
  • BC516年 ゼルバベルの指導下でエルサレム神殿(第二神殿)の再建工事が完了
Powered by