マタイによる福音書1章「ダビデの子としての救い主の誕生」

2021年12月26日 新約聖書の最初が一見、無味乾燥にも思えるイスラエルの系図から始まっています。しかしそれは主 (ヤハウェ) がイスラエル王国のダビデ王に、「あなたの家とあなたの王国は。あなたの前にとこしえまでも確か …

イザヤ7章1節~9章7節「御顔を隠しておられる方への信頼」

2021年12月19日 ときに「何も変わりはしない……こんな人生に何の意味があるのか……」と、失望する信仰者がいるかもしれません。しかし、ユージン・ピーターソンはベストセラーとなった信仰の旅路に関する詩篇解説書のタイトル …

Ⅱ歴代誌34章8節~36章最後「新しい神殿での礼拝への道筋」

2020年6月21日 私たちは今、新型コロナウィルス感染対策のため、史上初めて礼拝に集まることが困難なばかりか、賛美の声を上げることができない特殊な時間を過ごしています。インターネットを通して、多くの名説教家のメッセージ …

Ⅱ歴代誌31章1節~34章7節「右往左往せずに神を求める」

2020年6月7日 1904年の日露戦争で日本がロシアに勝ったことは、当時の世界では奇跡と見られました。なにしろロシア陸軍はその約100年前にヨーロッパを支配したナポレオンを打ち負かした世界最強の軍隊でした。当時の国内総 …

Ⅱ歴代誌27〜30章「恵みを与えようと待っておられる主」

2020年5月17日 前回は、神殿で幼児期を守られていたヨアシュ、謙遜に「神の人」に聞いてエドムに勝利したアマツヤ、ダビデ時代の栄光の一部を回復したウジヤという三人の王の生涯を見ました (24-26章)。みな最初は模範的 …

Ⅱ歴代誌20〜23章「暗黒の中に残されるともしび」

2020年3月29日 私たちの周りには、ときに、みんなから愛される人であるのに、人々を悲惨な世界に巻き込む人がいるのではないでしょうか。ユダの王ヨシャファテはそのような人でした。彼は預言者エリヤからもエリシャからも高く評 …

Ⅰ歴代誌9章35節〜12章40節「主 (ヤハウェ) に召された者が問われる誠実さ」

2019年10月27日  先日は日本国天皇の即位の礼が行われましたが、それはキリスト教国における戴冠式と根本的に異なります。天皇が即位を宣明する高御座(たかみくら)は、その構造が天照大御神の子孫としての座を現わす舞台装置 …

Ⅰ歴代誌4章24〜9章34節「イスラエルの系図と、賛美を住まいとされる方」

2019年9月15日  ヘブル人への手紙の結論では、「私たちはイエスを通して、賛美のいけにえを絶えず神にささげようではありませんか」(13:15) と勧められていました。また詩篇22篇では、「あなたは 聖であられ、イスラ …

Ⅰ歴代誌1章〜4章23節「ユダ族の系図とヤベツの祈り」

2019年9月8日  本書はヘブル語聖書では旧約聖書の最後で、エズラ、ネヘミヤ記の続き的な意味で、ユダヤ教の伝承ではエズラが記したと解釈されてきました。ただ、現代はエズラの後の著者であるとの見方が多くなっています。 これ …