立川チャペル便り「ぶどうぱん」2011年秋号より
今、多くの教会で、自分たちの語ってきたキリストによる「救い」を、もう一度聖書の原点に立ち返って見直す必要があると語られてきています。「救い」を、「イエス様を信じると、死んでも天国に行ける、また、この地においても、神の子として幸せに生きられる……」という、個人的なことに矮小化してはいないかという反省です。このように考えていると、悪いことが起きると、「神を信じて何になるのか……」という失望につながります。しかし、聖書には、神の壮大な救いの物語が記されています。一時的な個々人の苦しみがあっても、それを通して「神の民」としての新しい世界が開かれてきています。 “新しい天と新しい地を待ち望む教会として” の続きを読む