屠られた子羊は……賛美を受けるにふさわしい方〜黙示録5章 

紅葉が美しい季節になりました。昨日、紅葉を見るために二人で山梨県まで遠出しましたら、ばったりと神学生夫妻と出会い、そこでともにお祈りすることができました。欧米でコロナ感染の再拡大が起っています。日本がこのまま落ち着いてくれることを願うばかりですが、誰も明日のことは分かりません。ただ、コロナ恐怖からの解放が、それほど遠くないことは明らかです。これは最終的な救いの完成:シャロームを待ち望みながら、今、ここでの様々な困難に立ち向かう生活と同じと言えます。

ヘンデル作のメサイアの第二部はハレルヤコーラスで終わりますが、その第三部になって、私たちのからだのよみがえりの希望が歌われ、その最後では、黙示録5章の以下のみことばが歌われます

屠られた子羊は、力と富と知恵と勢いと誉れと栄光と賛美を受けるにふさわしい方です
黙示録5:12

英語では以下のような語順になっています

Worthy is the Lamb that was slain, and redeemed us to God by His blood, to receive power, and riches, and wisdom, and strength, and honour, and glory, and blessing…

黙示録4、5章の場面は、この地上に様々な混乱と苦しみが増し加わる中で、天上の御使いの賛美を垣間見せられるものです。

地上には多くのわざわいが起り、人間の三分の一が殺されるというような悲惨が起りますが、私たちのために十字架にかかり、復活した御子イエスが、この世界を確実に、平和の完成:シャロームへと導いておられるということが、天上の賛美を通して明らかにされます。

私たちは、今、この天上の賛美を霊の耳で聞きながら、この地上の困難に満ちた課題に立ち向かってゆきます。

以下で、英国ケンブリッジ・トリニティカレッジでの演奏会の様子をご覧いただけます

私たちの教会では、コロナ感染緊急事態下で、礼拝堂に人数制限を設け、三回に分けての礼拝を守ってきました。そして、その礼拝を同時中継で配信し続けてきました。早朝礼拝には Zoom で20人近い方が参加していました。その後のファミリー礼拝、午後の第二礼拝では YouTube で配信しておりましたが、時間をずらしてのアクセスを含めると、それぞれの礼拝とも毎週約20回のアクセスがありました。遠隔地や海外からのアクセスもあります。

先週来の問い合わせに対し、多くの方々から、配信に対する感謝のおことばを多数いただくことができ、とっても励まされました。この礼拝の配信によって信仰を保ち、励まされて来られた方々が本当に多くおられることが、実際の体験談として明らかにされてきました。最近になり海外で当教会の Youtube 礼拝に参加していた方が、礼拝に来られることがあり、さらに励まされております。

このコロナ下で、多くの方々がこの会堂での礼拝に参加することが困難になりました。しかし、多くの方々の献身的な奉仕によって、臨場感のある礼拝の雰囲気を配信し続けることができました。

それは、黙示録での天上の賛美が、地上で苦難を味わっている方々に配信されることに似ているかもしれません。

礼拝に集中できない痛みを抱えながら、多くの方々が献身的に奉仕してくださいました。それは天上の賛美をこの地に知らせる御使いの働きにも似ています。

これからは配信の負担を減らす方向には向かいますが、配信を続けることは確かです。引き続き、このシステムが用い続けられるようにお祈りいただければ幸いです。