パラリンピック女子背泳ぎ〜詩篇73篇「栄光のうちに入れられる」

今回のパラリンピック背泳ぎで100mに続き50mでも銀メダルを獲得した山田美幸さん(14歳)の泳ぎとインタビューには感動しました。両手がなく片足も不自由な姿は、スウェーデンのゴスペル歌手レーナ・マリアさんを思い起しました。とっても前向きで、夢は、人と人、国と国をつなぐ外交官になりたいと、臆することなく語っています。

一方、ライバルの金メダリスト、シンガポールのピンシュー・イップさん(29歳)は、26歳の時から最年少で国会議員を務めているとのことです。彼女は、足がまったく動かない障がいをかかえています。

足しか動かせない山田選手と手しか動かせないイップ選手が並んで競っている姿は感動的でした。

14歳の山田選手の座右の銘は、「無欲は怠惰の基である」という渋沢栄一のことばだそうです。彼女は、「無欲って本気でやっていないからだと思う。自分の願いに本気で素直に向き合っていきたい」と語っています。

仏教的な思想では、欲は煩悩で、それがあらゆる患いの根源と解釈されるような気がします。

しかし、聖書の考え方は、私たちの真の希望は、新しい天と新しい地という栄光の世界に、復活の身体で入れられることです。

本物の栄光の約束をいつも夢に見ながら、この地で、その前味を体験するという発想になります。ですから、主にあって私たちの内側に芽生える願望(欲)を素直に受け止め、それに向かって努力できます。

今度の日曜日は詩篇73篇からメッセージを取り次ぎます。 というゴスペルグループがその21–24節に曲をつけています。

以下は、その曲を PreciousYouthChoir というどこかの教会の青年たちが歌ったものです。

主が苦難の中を歩む私たちを導き、栄光に入れて下さることが歌われています。今度の三回の礼拝それぞれで歌いたいと思っています。

歌詞は新改訳第三版のままで、以下のとおりです

私の心が 苦しみ
私の内なる思いが突き刺されたとき
私は愚かで わきまえもなく
あなたの前でけもののようでした
しかし私は絶えず あなたとともにいました
あなたは私の右の手を しっかりつかまえられました
あなたは私をさとして導き
後には栄光のうちに受け入れてくださいましょう