感染に備えて 互いに情報共有を〜箴言3章5-7節

私たちは今、新型コロナにいつ感染しても不思議ではない状況に置かれています。どれほど注意していても感染する場合があり、また、比較的気ままに生きていても感染しないということもあります。

今、必要なのは、私たち自身、また身近な人が感染したらどのような対応を取れるかということを事前に考えておくということではないでしょうか。

感染が確認されたらすぐ身近な保健所との連絡が始まりますが、ただ受け身でいると、自宅待機が長引くだけということになりかねません。

感染が確認されたらすぐに牧師にもご連絡いただけたらと思います。何事もともに祈ることから始めるべきです。

箴言3章5–7節に以下のように記されています

心を尽くして主 (ヤハウェ) により頼め。
自分の悟りに頼るな。

あなたの行く道すべてにおいて、主を知れ。
主があなたの進む道をまっすぐにされる。

自分を知恵のある者と考えるな。
主 (ヤハウェ) を恐れ、悪から遠ざかれ。

最近、報じられているように「抗体カクテル療法」というのが認可され、感染後早い機会に用いると、重症化を防ぐ大きな効力を発揮するとのことです。コロナ病棟では威力を発揮していると報じられています。

原則的にはホテル療養においても使うことができるとのことですが、課題がまだあって、実際には とのことです。

また、東京都では酸素ステーションもごく最近になって運用が始まりました。 でご覧いただけます。

保健所の紹介を経て、酸素ステーションへの一時入所が決まったなら、民間救急による搬送も可能です。 でご覧いただけます。お金がかかりますが、このようなときこそ互いに助け合うべきでしょう。

政府や東京都が、病床確保のために医療機関に新型コロナ対応枠を広げるように要請していますが、その背後には、下記にあるような英国の事例があります。

英国では一日5万人の感染者が出るような中でも医療崩壊の心配はなかったとのことです。それは政府が医療機関に明確な命令を出し、病床の確保と医療従事者の確保を命じたからです。免許更新を怠っていた看護師にも、特例で復帰の道を開いたり、一般病棟の方の入院の期間を短くするなどの工夫がなされたそうです。

身近な医療従事者の方に聞いても、結構、都内の医療機関でもまだまだ余裕のある運営が行われているところがあるとのことです。

この戦後長く積み上がってきた体制と枠組みの中で、臨機応変な対応ができなくなっているというのが日本の現状かもしれません。

先に書いた抗体カクテル療法なども、コロナ対応のない身近な医療機関でも用いることができるとのことですが、日本においては、感染症法に基づく様々な規制や、医師会組織の柔軟性の欠如が、対応を遅らせていると言われます。

また、日本の医療機関では、看護師の方々にまかされる治療に制限がかかりすぎるという現場の不満も聞かれます。諸外国では看護師の方々ができる治療の幅がずっと広いとのことです。

は参考になると思われます。この新型コロナ蔓延を通して、様々な意味で硬直化している行政システムや医療システムが改善される良い契機とされるべきでしょう。

とにかく、私たちキリスト教会には様々な背景の人や専門知識を持つ方も集っていますので、与えられている専門知識を生かし合って、互いに助け合うということができたらと思います。

そのためにはまず、情報のアンテナを高く上げて、正しい知識を得ることを心がける必要があると思われます。