再開された映画館で1970年代の米国の教会でのゴスペルコンサートの録画が上映されています(映画館に行くことをお勧めしているわけではありません)
僕は彼女のことは知らなかったのですが、米国では と呼ばれているそうです。
そして、この映画は教会で開かれた伝道的なコンサートの録画なのに、驚くほど多くの方々がこの映画を鑑賞するために来ています。平日なのに一番大きな劇場、人数制限をかけていますが、満杯に近い人が集まっていたように思います。
それにしても、改めて、アメイジング・グレイスという讃美歌の威力を感じさせられました。
その讃美歌が生まれた経緯はヘブル書2章の過去のメッセージに記載されております。 でご覧いただけます。
昨日、嬉しいことがありました。まったく別の記事ですが、あるキリスト教出版社から、当教会のHPからあるメッセージを探し出してくださって、それを短くした原稿を書いてくださいと依頼がありました。
HP管理者のご労苦で、広い範囲でご覧いただけていることを改めて感謝しました。
この記事は拙著「恐怖からの解放者イエス——ヘブル人への手紙、私訳と解説」の32頁以降にも記されています。
なお、この驚くべき恵みは、以下の詩篇31篇21、22節のみことばそのものです
主はほむべきかな。
主は、堅固な城壁の町の中で
私に奇しい恵みを施してくださいました
私は うろたえて言いました。
「私はあなたの目から絶たれたのだ」と。
しかし 私の願いをあなたは聞かれました。
私があなたに叫び求めたときに
これはダビデの歌ですが、「堅固な城壁の町」とは比喩です。彼はまったく守りのない荒野をさまよっていました。しかし、神が彼の「堅固な城壁の町」となって助けてくださいました。
しかも、「私はあなたの目から絶たれた」と言ったとは、もう死ぬしかないと思った絶望の時を指します。アメージング・グレイスの作者 も奴隷船が沈みそうな中で、このままでは自分は地獄に落ちるしかないという絶望の中で、主を呼び求め、救いい出されました。
以下はアメージング・グレイスの原詩と直訳です
- Amazing Grace, how sweet the sound
That saved a wretch like me
I once was lost but now am found
Was blind but now I see
驚くべき恵み この響きは何と甘いことだろう。
こんな、ならず者を救ってくださったとは。
私はかつて失われていた。しかし、今は見出された。
私は盲目であったが、今は見える - ‘Twas grace that taught my heart to fear
And grace my fear relieved
How precious did that grace appear
the hour I first believed
恵みこそが私に恐れることを教えてくれ
恵みによって私の様々な恐れが和らげられた
何と貴く恵みが現れたことか、
私が最初に信じたときに - Through many dangers, toils, and snares,
I have already come;
’Tis grace hath brought me safe thus far,
And grace will lead me home.
何と多くの危険と苦難と罠の中を
私はすでに潜り抜けてきたことか。
この恵みこそが私をここまで安全に導いてくれた。
恵みが私を永遠の家へと導いてくれる
映画ではその他、「いつくしみ深き友なるイエス」も歌われていました。この曲のことも拙著100、101頁に記しております。
以下は、2014年オバマ大統領のもとのホワイトハウスでのアレサ・フランクリンのアメイジング・グレイスの動画です。歌い方が、映画の中とほとんど同じでした。上記の1番と3番の歌詞を歌ったのちオバマ政権をたたえたと思われるアドリブの歌詞が入っています。僕はほとんど理解できませんでした。