「神の最高傑作として」 This is me〜詩篇139篇

以下は最近、友人に紹介され、感動したユーチューブの番組の紹介とそれの前書きです。

主 (ヤハウェ) よ、あなたは私の奥深い部分を造り、

母の胎のうちで組み立ててくださいました

私は感謝します。恐ろしいほどに、私は不思議に造られました。

みわざがどれほど不思議かを、このたましいはよく知っています

(詩篇139:13、14)

このコロナ危機の中、多くの人々がそこから派生した様々な問題にとらわれ、不安を抱いています。そこで改めて、自分の未熟さや心の不安定さに直面して、がっかりすることがあるかもしれません。

僕自身も、今に至っても、ちょっとしたことで眠れなくなったり、感情的な発言をしてしまうことがあります。

本来なら、牧師として、神の愛に包まれている平安を、その存在自体で証できたらと思うのですが、それとは程遠い状態にあります。

しかし、自分の心の傷や心の揺れを通して、他の人の痛みへの共感が生まれるのかなとも思います。傷つきやすさと感性は切り離せない関係にあります。

僕はずっと自己不全感を抱き続けてきました。そして、何か他の人の役に立つことで自分の存在意義を感じたいと思っていました。でも同時に、そのように、人の評価に左右される自分を恥じていました。

上記のみことばは、いつも自分のアイデンティティーを見直す際の鍵のみことばです。自分の心の傷つきやすさや不安定さのすべてが、神の最高傑作の一部とされているのかなと思います。

僕はずっと、自分が神の最高傑作だなんて思うことができませんでした。どちらかというと、欠陥作品だとしか思えずに、それをカバーするために様々な努力をしてきました。しかし、自分の感性が、神のたまものだと思えたところから、世界が変わり始めました。

ですから、このコロナ下で、自分が感じていることを発信し続けてきました。また、図々しくも、読んでいただけるかどうかも分からない本を、二冊まもなく仕上げようとしています。それぞれの人には、様々な生きにくさのセットに、それを補って余りある力が与えられているのかと思います。

下記のユーチューブをぜひご覧ください。英国の Britain’s Got Talent という番組で、今年表彰された方のパーフォーマンスです。4歳の意思疎通障害を持つクリスティアンという少年に、18歳の姉が必死に手話を通しての会話を教え、言葉を発することができるように助けました。

その際、それを教えるクラスに他の子供たちを招きれました。そして、不思議に、このクリスティアンに引き寄せられるように、様々な障害を抱えた人々が集められてすばらしい共同体ができました。そして、今ここで、みんな自分自身の存在を喜ぶパーフォーマンスをしています

ここに出てくるエリーという12歳の少女は先天性腎炎症候群で40回の手術を受け、6年間人工透析を受けていた子です。その笑顔の美しさに感動します。そして、みんなで手話とともに歌っている曲が This is me という数年前に世界的に話題になった曲です。

それは多くの人が自分をまるで欠陥品のように見たりすることがあるけれど、「これが私だ」と、自分自身のあるがままのすべてを堂々と喜び主張して歌っています。

以下のユーチューブにはわかりやすい日本語の字幕もついています。