創世記1章1節~2章3節「神のかたちとして、神の神殿なる世界を治める」

2020年7月5日

コロナショックによる不況下で、多くの人は明日の生活に不安を覚えています。しかし、聖書にはこの世界の始まりと目的地の両方が記され、私たちの心の目を近視眼的な視点から解放してくれます。「初めに、神が天と地を創造した……」以降の記事は、創造主の偉大さを指し示し、多くの人々の人生観を変え続けてきました。 “創世記1章1節~2章3節「神のかたちとして、神の神殿なる世界を治める」” の続きを読む

マタイ10章24〜42節「神の真実に信頼する真実な歩み」

2020年6月28日

日本最古の道徳規範として西暦604年に聖徳太子が作ったと言われる十七条の憲法があります。その第一条は「和を以って貴しと爲し、忤(さから)ふこと無きを宗と爲す」です。そして第十七条は、「それ事は独り断(さだ)むべからず、必ず衆とともに宜しく論(あげつら)ふべし」と記されています。 “マタイ10章24〜42節「神の真実に信頼する真実な歩み」” の続きを読む

Ⅱ歴代誌34章8節~36章最後「新しい神殿での礼拝への道筋」

2020年6月21日

私たちは今、新型コロナウィルス感染対策のため、史上初めて礼拝に集まることが困難なばかりか、賛美の声を上げることができない特殊な時間を過ごしています。インターネットを通して、多くの名説教家のメッセージも聞くことができますが、聖書の基本は、一つの場所に集まり、ともに主をたたえ、みことばの朗読をともに聞くという交わりを築くことであることを忘れてはなりません。 “Ⅱ歴代誌34章8節~36章最後「新しい神殿での礼拝への道筋」” の続きを読む

マタイ10章5〜23節「天の御国を今この地に」

2020年6月14日

「神がおられるなら、どうしてこんなことが許されるのだろう」ということが、ときに「キリストの教会」の中でさえ起きることがあります。しかし、周りにいる人々も私たちもそれぞれ固有の痛みや不安を抱えて生きながらも、神の導きの中で問題のただ中に置かれるとき、そこに痛みと同時に、様々な恵みと新たな愛の交わりを体験することができます。 “マタイ10章5〜23節「天の御国を今この地に」” の続きを読む

Ⅱ歴代誌31章1節~34章7節「右往左往せずに神を求める」

2020年6月7日

1904年の日露戦争で日本がロシアに勝ったことは、当時の世界では奇跡と見られました。なにしろロシア陸軍はその約100年前にヨーロッパを支配したナポレオンを打ち負かした世界最強の軍隊でした。当時の国内総生産比較ではロシアは日本の八倍の国力がありました。 “Ⅱ歴代誌31章1節~34章7節「右往左往せずに神を求める」” の続きを読む

Ⅰペテロ2章13〜25節「職場と信仰―不当な苦しみ?受けつつ生きる」

技術的トラブルでメッセージの最後の10分ほどが録音できていません

2020年5月31日ペンテコステ

私が学生のとき何回か集った聖書研究の交わりで、「就職して、明らかに神のみこころに反すると思われる仕事を命じられた時、どう行動すべきか……」ということが話し合われていました。私はそれを聞いて、違和感を覚え、そこに集うのをやめました。 “Ⅰペテロ2章13〜25節「職場と信仰―不当な苦しみ?受けつつ生きる」” の続きを読む

マタイ9章27節~10章4節「真の羊飼いとしてのダビデの子」

2020年5月24日

イエスの時代のイスラエルの民は、自分たちを苦しめているのはローマ帝国だと教えられてきました。しかし、一般民衆を苦しめていたのは誰よりも、当時の宗教指導者であったという見方があります。

土地を持たないはずのレビ人たちが大地主になり、民の十分の一献金ばかりか小作料によって肥え太っていました。それはエゼキエル34章に描かれていた「自分を養っているイスラエルの牧者たち」の再来でした。 “マタイ9章27節~10章4節「真の羊飼いとしてのダビデの子」” の続きを読む

Ⅱ歴代誌27〜30章「恵みを与えようと待っておられる主」

2020年5月17日

前回は、神殿で幼児期を守られていたヨアシュ、謙遜に「神の人」に聞いてエドムに勝利したアマツヤ、ダビデ時代の栄光の一部を回復したウジヤという三人の王の生涯を見ました (24-26章)。みな最初は模範的な王でしたが、最初の二人は隣国と戦いに負けた後、家来たちに殺され、最後のウジヤは神の怒りでツァラアトに冒され、隔離生活のまま寂しく生涯を閉じました。 “Ⅱ歴代誌27〜30章「恵みを与えようと待っておられる主」” の続きを読む

ヨエル書「主 (ヤハウェ) の大いなる恐るべき日が来る前に」

2020年5月10日

コロナ対策でのニューヨークのクオモ知事の毎日の会見が多くの人に感動を与えています。人の感情に寄り添ったすばらしい発言が多いのですが、4月13日のCNNのインタビューで、「我々の行動がウィルスの広がりを止めたのだ。神がウィルスの広がりを止めたのではない。我々が何をしてどのように行動するかが、ウィルスがどのように広がるかを定めるのだ」と発言しました。 “ヨエル書「主 (ヤハウェ) の大いなる恐るべき日が来る前に」” の続きを読む

詩篇91篇「疫病と伝染病からあなたを守ることができる神」

2020年5月3日

感染爆発と戦っているニューヨークのクオモ州知事が最近の会見で自分が恐れた二つの悪夢を語りました。それは1900万の州民に史上初めての自宅待機命令を出したときに、その強権発動で感染者数が減らなかったら何が起こるかという恐怖、もう一つは、それでも生活を維持するための流通関係者、医療関係者、警察と消防、電力関係者等が、今度は逆に自分たちの身の安全のために仕事に出てこなかったらどうなるかという恐怖でした。 “詩篇91篇「疫病と伝染病からあなたを守ることができる神」” の続きを読む