マタイ1章1〜25節「インマヌエルと呼ばれる方による平和の実現」

2024年12月22日

「約束」という漢字には、糸を引き締めた目印を付け、木を束ねて縛るという意味が込められています。つまり、「約束」には互いを束縛する取り決めを忘れないようにするという意味があるのです。 “マタイ1章1〜25節「インマヌエルと呼ばれる方による平和の実現」” の続きを読む

ローマ人への手紙10章14節~21節「イスラエルの神が全世界の王となる」

2024年12月15日

ローマ人への手紙9章30–10章13節 私訳

パウロがこの手紙を書いたときの「聖書」とは、旧約聖書しかありませんでした。そこではイスラエルの民が神の民の共同体として整えられるための律法がありました。特に当時は、「安息日を守る」ことや食物律法を守ること、また様々な「汚れ」から「清められる」ための手続きが何よりも大切にされました。 “ローマ人への手紙10章14節~21節「イスラエルの神が全世界の王となる」” の続きを読む

エレミヤ38~41章「内部から崩壊したイスラエル王国」

2024年12月8日

ダビデ王国の地上的な滅亡の過程 年表

「国家とは、他国からの核攻撃や侵略では決して滅びない。むしろ国は、内側から滅びる」と言われます。ローマ帝国や中国の帝国が内側の腐敗によって滅亡したとしばしば描かれますが、人間の目には驚くほど小さな国ですら、滅ぶときは「内側から滅びている」ことが今回の箇所で明らかになります。それは、すべての共同体、組織に適用できる原則です。 “エレミヤ38~41章「内部から崩壊したイスラエル王国」” の続きを読む

ローマ人への手紙9章30節~10章13節「すべてこの方に信頼する者は、恥を見ることがない」

2024年12月1日

ローマ人への手紙9章30–10章13節 私訳

私たちはこの地で生きるときに、誤解され、また不当な非難を受けるときに、「辱められた」と「心が傷つきます」。しかし今日の箇所では、二回にわたって、「この方に信頼する者は、恥を見ることがない」と記されます。十字架刑の目的は辱めにありました。しかし、イエスは死者の中からよみがえって、主を辱めた者たちが恥を見ることになりました。 “ローマ人への手紙9章30節~10章13節「すべてこの方に信頼する者は、恥を見ることがない」” の続きを読む

エレミヤ34〜37章「主 (ヤハウェ) のことばを軽蔑する者へのさばき」

2024年11月24日

ダビデ王国の地上的な滅亡の過程 年表

ドラマでは善人と悪人の対比が強調されがちですが、どちらとも言えない人が多数ではないでしょうか。今回の箇所には「忠実な人」、「極悪人」、「気の弱い善人そうな悪人」の三種類が出てきます。第三の人の心には「アンビバレント」(両面価値感情)な思いが見られます。それは子どもが親に抱く感情とも言われます。 “エレミヤ34〜37章「主 (ヤハウェ) のことばを軽蔑する者へのさばき」” の続きを読む

ローマ人への手紙9章19〜29節「神のあわれみの器として生かされる」

2024年11月17日

ローマ人への手紙9章1–18節私訳、関連聖句

聖書は残念ながら、すべての人が神の厳しい「さばき」に服する必要があると語っています。そして私たちはイエス・キリストの真実にすがる以外に「救い」の道はないと、この手紙で繰り返し記されています。 “ローマ人への手紙9章19〜29節「神のあわれみの器として生かされる」” の続きを読む

エレミヤ32、33章「わたしは幸せにする 真実をもって」

2024年11月10日

私は昔、証券会社にいたとき、経済見通しが週ごとのように変わることに対し、何とも言えない空しさを感じていました。そのような中で、決して変わることのない聖書のことばに、心がますます惹かれるようになりました。 “エレミヤ32、33章「わたしは幸せにする 真実をもって」” の続きを読む

ローマ人への手紙9章1〜18節「神の選びによる救い」

2024年11月3日

ローマ人への手紙9章1–18節私訳、関連聖句

小さい頃から「自意識過剰」に悩んできました。高校生から大学にかけての頃、少しばかり哲学に興味を持つようになりました。世界の動きや人の心の動きを把握できそうな気になって、嬉しくなりましたが、やがてそこに「自分は人より賢くなった!」と思いたいという自意識過剰の問題が再び生まれました。そのような中で、イエスを救い主と信じる信仰に導かれましたが、そこでまた自分と人の信仰を比べるという自意識過剰が気になりました。 “ローマ人への手紙9章1〜18節「神の選びによる救い」” の続きを読む

ローマ人への手紙8章26〜39節「御霊とキリストのとりなし」

2024年10月20日

ローマ人への手紙8章26–39節私訳、関連聖句

最愛の伴侶を失った方が、友人から「神はすべてのことを働かせて益としてくださる」と言われ、信仰を失いかけたと言っておられました。その人にとって「伴侶の死」は最悪の事態であり、それが将来を開くことにつながるという発想自体が、許容できない考え方でした。 “ローマ人への手紙8章26〜39節「御霊とキリストのとりなし」” の続きを読む

ダビデ王国の地上的な滅亡の過程

  • BC(キリスト以前)1004年 ダビデのエルサレム遷都
  • BC960年 ソロモンによるエルサレム神殿の完成
  • BC931年 王国が北王国イスラエルと南王国ユダ(エルサレム王国)に分裂
  • BC723年 アッシリアが北王国イスラエル(サマリア)を滅ぼす
  • BC701年 エルサレムの王ヒゼキヤ、アッシリア軍を撃退(預言者イザヤの活躍)
  • BC697–642 ヒゼキヤの子マナセの支配 アッシリアに服属 神殿を汚す
  • BC622年 ヨシヤ王の信仰復興運動(神殿内で律法の『申命記?』 が発見される)
  • BC609年 ヨシヤ王エジプトの王ファラオ・ネコの北進を妨害、 討ち死にする
  • BC609年 ヨシヤの子エホアハズ三カ月の支配でエジプトに捕囚
  • BC609年 エホヤキム王がエルサレムでエジプトの傀儡政権として即位(11年間)
  • BC605年 バビロン軍がユーフラテス河畔のカルケミッシュの戦いでエジプトに勝利
    エホヤキム エレミヤの預言の巻物を切り刻み暖炉の火で燃やす
    バビロンの王ネブカドネシァルがエルサレムを攻撃 第一次バビロン捕囚
    (少年ダニエルと三人の友がバビロンで英才教育を受ける)
  • BC598年 エホヤキムがエルサレムでバビロンへの反抗を試み、惨めに死ぬ
  • BC597年 エホヤキン(エコンヤ)と有力者1万人バビロン捕囚
    (祭司エゼキエルも捕囚となるが五年目にバビロンのテル・アビブで啓示を受ける)
  • BC597年 ゼデキヤ王がエルサレムでバビロンの傀儡政権として即位(11年間)
  • BC589年 ゼデキヤ王がバビロン王ネブカドネツァルに反逆 エルサレム包囲開始(三年間)
  • BC588年 エジプトの北進を受けてバビロン軍が一時的にエルサレムから退却
    (ゼデキヤがヘブル人の奴隷解放を契約しながら、これを見て契約撤回)
  • BC586年 第四の月 エルサレムの飢饉、ゼデキヤ王は逃亡するも捕獲される
  • BC586年 第五の月(7、8月頃) エルサレム神殿トエルサレム全市が火で焼かれる
  • BC585年? 第七の月 総督ゲダルヤがイシュマエルによって暗殺 ユダヤ人の内紛が続く
  • BC537年 ペルシア王キュロスがバビロンを滅ぼし、ユダヤ人のエルサレム帰還を許す
  • BC516年 ゼルバベルの指導下でエルサレム神殿(第二神殿)の再建工事が完了
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