キリスト教の歴史の中で、ユダヤ人はイエスを十字架刑に追いやった異端者として罵られ、迫害を受け続けてきました。その結末がナチス・ドイツによるユダヤ人絶滅計画でした。 “ローマ人への手紙11章1〜15節「イスラエルの救いのために用いられる異邦人」” の続きを読む
伝道者の書9〜12章「キリストにある冒険の勧め」
北海道大学のキャンパスには、建学の基礎となったクラーク博士の銅像が飾られ、そこに彼の別れのことばが、「Boys, be ambitious(青年よ、大志を抱け)」と記されています。それは自分の小さな殻に閉じこもることなく、神の広い恵みの世界にはばたいて、神と人とのために生きることを意味します。 “伝道者の書9〜12章「キリストにある冒険の勧め」” の続きを読む
伝道者の書3〜9章「人生における成功とは」
ビートルズのジョン・レノンは1980年12月8日にニューヨークで暗殺されましたが、その三日前に、間もなくリリースされる「ウーマン」という曲に関して、「女性が僕たちのために何をしてくれるのかが分かったんだ。ヨーコが僕のためにしてくれることだけではなく、すべての女性がしてくれることを」と語っています。 “伝道者の書3〜9章「人生における成功とは」” の続きを読む
伝道者の書1〜3章「『日の下の』の空しさと『天の下』の幸い」
この書は、「エルサレムの王、ダビデの子、伝道者のことば」と最初に紹介されており、伝統的にダビデの子、ソロモン王によって今から三千年近く前に記されたと言われます。 “伝道者の書1〜3章「『日の下の』の空しさと『天の下』の幸い」” の続きを読む
エレミヤ42〜44章「神のみこころは何か」
現代の多くの信仰者も、「私にとっての神のみこころは何でしょう……」と真剣に尋ねることがあるでしょう。しかしそれが示されたときに、それに従う用意ができているでしょうか。 “エレミヤ42〜44章「神のみこころは何か」” の続きを読む
マタイ1章1〜25節「インマヌエルと呼ばれる方による平和の実現」
「約束」という漢字には、糸を引き締めた目印を付け、木を束ねて縛るという意味が込められています。つまり、「約束」には互いを束縛する取り決めを忘れないようにするという意味があるのです。 “マタイ1章1〜25節「インマヌエルと呼ばれる方による平和の実現」” の続きを読む
ローマ人への手紙10章14節~21節「イスラエルの神が全世界の王となる」
パウロがこの手紙を書いたときの「聖書」とは、旧約聖書しかありませんでした。そこではイスラエルの民が神の民の共同体として整えられるための律法がありました。特に当時は、「安息日を守る」ことや食物律法を守ること、また様々な「汚れ」から「清められる」ための手続きが何よりも大切にされました。 “ローマ人への手紙10章14節~21節「イスラエルの神が全世界の王となる」” の続きを読む
エレミヤ38~41章「内部から崩壊したイスラエル王国」
ダビデ王国の地上的な滅亡の過程 年表
「国家とは、他国からの核攻撃や侵略では決して滅びない。むしろ国は、内側から滅びる」と言われます。ローマ帝国や中国の帝国が内側の腐敗によって滅亡したとしばしば描かれますが、人間の目には驚くほど小さな国ですら、滅ぶときは「内側から滅びている」ことが今回の箇所で明らかになります。それは、すべての共同体、組織に適用できる原則です。 “エレミヤ38~41章「内部から崩壊したイスラエル王国」” の続きを読む
ローマ人への手紙9章30節~10章13節「すべてこの方に信頼する者は、恥を見ることがない」
私たちはこの地で生きるときに、誤解され、また不当な非難を受けるときに、「辱められた」と「心が傷つきます」。しかし今日の箇所では、二回にわたって、「この方に信頼する者は、恥を見ることがない」と記されます。十字架刑の目的は辱めにありました。しかし、イエスは死者の中からよみがえって、主を辱めた者たちが恥を見ることになりました。 “ローマ人への手紙9章30節~10章13節「すべてこの方に信頼する者は、恥を見ることがない」” の続きを読む
エレミヤ34〜37章「主 (ヤハウェ) のことばを軽蔑する者へのさばき」
ダビデ王国の地上的な滅亡の過程 年表
ドラマでは善人と悪人の対比が強調されがちですが、どちらとも言えない人が多数ではないでしょうか。今回の箇所には「忠実な人」、「極悪人」、「気の弱い善人そうな悪人」の三種類が出てきます。第三の人の心には「アンビバレント」(両面価値感情)な思いが見られます。それは子どもが親に抱く感情とも言われます。 “エレミヤ34〜37章「主 (ヤハウェ) のことばを軽蔑する者へのさばき」” の続きを読む