ウクライナの船越先生ご夫妻からの祈祷課題

いつもウクライナのことを忘れることなく、忍耐強く祈ってくださり、オデッサでの私たちの働きのために祈り、支え続けてくださっているみなさまに心から感謝をしています。

 今、私(真人)は仲間のチャプレンとともにドネツク州に向かっています。

 来週の月曜日(2月24日)、ロシアによるウクライナ全面侵攻が始まって丸3年となり、4年目が始まろうとしています。長引く戦争で人々は疲れきっています。
 そんな中、2月12日のトランプ・プーチン電話会談により(ウクライナの頭越しに)米露によるウクライナ戦争“停戦交渉”への動きが始まりました。
 その後も情報が錯綜し(特にトランプ大統領の発言に驚かされています)、これからどうなるのかという、言いようのない不安がウクライナ全土を覆っています。
 超大国が、侵略されている当事者ウクライナの声を無視するかのような形で話を進めてしまおうとしているように見える中、ウクライナの人々は複雑な思いでこの状況を見守っています。

 ドネツクでは、早く州全体を占領下におさめたいロシアが人命を厭わない人海戦術で猛攻撃を続けています。そこには、自分たちの十倍以上の戦力を持つと言われているロシア軍に対して、ドネツク州の残された部分を守るために必死に踏みとどまっているウクライナ兵たちがいます。
 彼らとその仲間たちの文字通り命をかけた祖国を守る戦いが決して無駄にならない形で停戦が実現することを心から願うばかりです。

 今週はオデッサへのミサイル・ドローン攻撃も激しさを増しています。外でけたたましく鳴り響く空襲警報音と爆撃音を背景に、コンピューターの画面から流れてくるニュースを見ながら何度も涙が流れました。
 
この何ともやりきれない思いにさせられる状況の中で、真の平和をもたらされる主だけに頼ることの重要さを改めて教えられています。

 主がご自身の正義をもってこの侵略と殺戮を終わらせてくださいますように。ウクライナの上に主があわれみを注いでくださいますように。

 主の栄光がウクライナで現されますように! お祈りに心から感謝しています。