バビロン捕囚とパンデミック〜詩篇126篇、137篇

 

詩篇137篇には、エルサレム神殿が破壊され、多くの人々がバビロンの捕囚とされたときの悲しみが以下のように記されています

バビロンの川のほとり
そこに私たちは座り
シオンを思い出して泣いた
……

主よ 思い出してください
エルサレムの日に
「破壊せよ 破壊せよ その基までも」
と言ったエドムの子らを

一方、詩篇126篇にはペルシャの王キュロスによって、バビロン帝国が滅ぼされ、ユダヤ人のエルサレム帰還が許されたときの感動が以下のように記されています

主がシオンを復興してくださったとき
私たちは夢を見ている者のようであった
そのとき 私たちの口は笑いで満たされ
私たちの舌は喜びの叫びで満たされた
……

主よ ネゲブの流れのように
私たちを元どおりにしてください
涙とともに種を蒔く者は
喜び叫びながら刈り取る

このバビロン捕囚と、それからの解放は現在の新型コロナウィルスの感染爆発(パンデミック)の入り口と出口に対応すると考えられます。

コロナの出口はいつになるかは分かりませんが、そのときは確実に来ます。そのときに上記の詩篇126篇のような感動を味わうことができたらと心より願っています。

昨年、「恐怖からの解放者イエス——ヘブル人への手紙の私訳と解説」をインターネットによるeラーニングというので有料配信させていただいていました。担当者の方が感心するほど素晴らしい編集と字幕や絵の挿入をしてくださいました。

今回その中の一つのコラムとして「バビロン捕囚とパンデミック」という約10分間の動画を無料で見られるようにアレンジしてくださいました。ぜひ でご覧いただければ幸いです