「飼い葉おけ(まぶね)のかたわらに」
Ich steh deiner Krippen hier:Paul Gerhardt 1653(曲:讃美歌一〇七番 讃美歌21二五六番参照)

1 まぶねのかたえに われは来たり いのちの主イェスよ きみを想う

受け入れたまえや わがこころすべて きみが賜物なり

2 この世にわれまだ 生まれぬ先 きみはわれ愛し 人となりぬ

いやしき姿で 罪人きよむる くしきみこころなり

3 暗闇くらやみ包めど 望み失せじ 光つくりし主 われに住めば

いのちの喜び 造りだす光 うちに満ちあふれぬ

4 うるわしき姿 仰ぎたくも この目には見えぬ きみが栄え

ちいさきこころに 見させたまえや はかり知れぬ恵み

5 深き悲しみに 沈みしとき 慰めに満てる 御声聞こゆ

「われは汝が友 汝が罪すべてを われはあがなえり」と

6 御救みすくいの星よ いといたわし 干しぐさとわらに 追いやられぬ

黄金こがねのゆりかご 絹の産着うぶぎこそ きみにふさわしきを

7 干し草を捨てよ わら取り去れ きみがため臥所ふしど われは作らん

すみれ敷き詰め きみが上には かおりよき花びら

8 おのが喜びを 望みまさず われらが幸い きみは求む

われらに代わりて きみは苦しみ 恥を忍びましぬ

9 主よ わが願いを 聞きたまえや 貧しきこの身に 宿りたまい

きみがまぶねとし 生かしたまえや わが主 わが喜び


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