〈第二部のまとめ〉
ここには、神が遠く感じられる中での、たましいの叫びの祈り、四つを配させていただきました。私たちはこの世でさまざまな試練に会い、深い孤独を感じることがあります。しかし、それこそ、私たちにとっての「祈りの学校」ではないでしょうか。あえて言えば、孤独から逃げ出すことを考えるのではなく、「孤独を深める」ことが必要なのかもしれません。それは神との交わりを深めるという意味においてですが……。
私たちは、自分がいかに無力であるかを痛感することによって初めて、神のご支配に身をゆだねることができるようになります。それを通して、神のご支配が私たちのうちに実現し、神は欠けだらけの私たちひとりひとりを、ご自身のご支配をこの地に広げるために用いてくださいます。
ですから、第二部のまとめとして、主の祈りの第二、あなたの国(ご支配)が来ますように」という祈りの深さを改めて覚えてみたいと思います。